みよしのさっぽろ 狸小路店

カレーと餃子、両方食べたくなったらどうする?

いつか、カレーと餃子を同時に食べたくなる日が、来るかも知れない。
そんな日が来たらどうする? CoCo壱番屋餃子の王将をハシゴするのか?

そんなことをしなくても、一度に食べられるお店があるらしい。

そのお店は札幌にあると聞き、私は札幌に向かった。

札幌を代表する商店街、狸小路商店街。
この中に、そのお店はあった。

「みよしの さっぽろ」

ここが、「みよしの さっぽろ」のルーツとなった店の歴史を持つ狸小路店だ。
力強くもレトロな看板は、何かを訴えかけてくるような魅力に満ちている。

それでは入店してみよう。

こじんまりとした店舗で食べるカレーと餃子

みよしのは、1967年に札幌の狸小路の近くにて、1号店である「みよしの 3条店」から始まった食堂だ。

そのルーツは昔へと遡り、1920年代の大正初期に狸小路で大衆食堂と甘味処の「美よし野」としてスタートしたのが最初だ。「びっくりぜんざい」というメニューが人気だったという。

今のみよしのが始まったのは、1967年にオープンした「みよしの 3条店」からで、餃子の専門店として始まった「みよしの」はここからだ。
翌1968年にはすすきのに2号店を、そして1972年には狸小路の「美よし野」を新たに「みよしの」として再オープンさせた。

餃子専門店としての1号店「みよしの 3条店」はすでに存在しない今、「みよしの 狸小路店」は、1920年代に創業したルーツ店「美よし野」の流れを汲む、最も歴史のある店舗と言える。

みよしののカレーは後の1977年からの提供で、餃子とカレーの融合は新しく、他の店にはない独自性が札幌の市民に支持された。
株式会社テンフードサービスにより、2022年9月現在、札幌を中心に北海道内に27店舗で運営されている。

外に張り出された「お食事メニュー」。
ここはカレー屋さんか、餃子屋さんか。
いや、そのどちらでも正解だ。迷う必要はどこにもない。

みよしのは、店内で食券を買うシステムだ。

餃子とカレー、どちらにしようか…

別々に食べたければこれを!

一緒に食べたければこれを。

ということで「ぎょうざカレー」をオーダー!

なんと四川風の麻婆豆腐まで提供されている!

カレーと餃子の華麗なマリアージュ

しばらくして運ばれてきた「ぎょうざカレー」

その名の通り、カレーの上に餃子がトッピングされたものだ。

餃子にもカレーのルーが大胆にかけられている。

カレーはやや甘口でとても食べやすい。
昔ながらのカレーといった風味がある。

カレーと餃子がこれほど相性の良い物だとは…
餃子のタレなんかいらんかったんや!

そうは言ってもテーブルの上には醤油、酢、ラー油と餃子のタレを作るためのセットが設置されているので、餃子だけを純粋に食べたい人でも安心だろう。

「みよしのさっぽろ」。
札幌で愛され続ける、カレーと餃子専門のお店。

そのお手軽さ、まさにソウルフードであった。

みよしのさっぽろ 狸小路店の地図

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