本場の寒ブリが楽しめる回転寿司
日本で回転寿司のレベルの高い地域の一つ、北陸。
中でも、富山県の氷見は冬場には寒ぶりの特産地として知られている。
富山を中心に展開する回転寿司「氷見きときと寿司」の本店は、富山県氷見市にある「氷見本店」だ。
能登半島の付け根、氷見の漁港から南に5キロほどの所の、氷見バイパス沿いに氷見きときと寿し 氷見本店はある。
のどかで見晴らしの良い風景の中にあるので、遠くからでもすぐに分かるだろう。
氷見きときと寿し 氷見本店は、有限会社丸長商事による運営で、1988年3月にこの地で開業した。
その後、隣の石川県や新潟県、長野県や三重県に出店を続け、2017年2月、15店舗で展開している。直営店は氷見本店、野々市店、松本店の3店舗となっている。
入り口。格調の高さがより一層のきときと感を予感させる。
なかなか広い氷見本店。そして清潔感に溢れている。
「噂の氷見三昧、お召し上がりください。”魚に自信あり”というカンジ。」と書かれたボード。
こんな漢字は無いが、ありそうな気さえしてくる。
ブリから始まるメニュー
氷見きときと寿しのレギュラーメニュー。種類が豊富であり、価格レンジも広い。
ぶりとろ! 大まぐろ! のどぐろ!
北陸のアンセムである。
ほとんどの回転寿司店のタッチパネルは、握りメニューの左上は「まぐろ」で始まるが、ここだけは「ぶり」から始まる。これぞまさに氷見のローカル回転寿司である。
何はともあれブリである。ブリに始まりブリに終わるのだ。
やたらファンシーなオリジナル湯飲みと、オリジナルお手ふき、オリジナル割り箸。
気分はもはや最高潮に高まる。
脂の乗った最高のブリ!
「ぶりとろ」。
富山湾で採れたぶりの最も脂が乗っている部分である。
季節的には寒ぶりのシーズンは終わっているが、それでもまだ良質なぶりが採れるのは、さすが富山である。とろけるようなぶりであった。
なお「寒ぶり」と名乗るにはブランド保持のための証明書が必要で、同じ漁港で水揚げしていても、時期によっては寒ぶりとは名乗れないというものだそう。つまり、最高の状態の時期のみ、公式に寒ぶりだと証明されたものだけが寒ぶりであり、2016年は例年より少し早く11月末から2017年も1月末くらいまでだったとのこと。
「甘エビ」。
北陸は甘エビがかなりヤバいと板前さんに教えてもらった。とにかく甘くて最高だと。むしろぶりより甘エビ推しといった感じで勧められたのだが、評判通り最高、絶品。こんなに甘い甘エビは生涯初でした。凄い。
そんな富山のローカル回転寿司「氷見きときと寿し」。
漁港が近ければ回転寿司は美味いという法則を地で行くようなお店でした。