鳴門うどん 最古店 大在店

大分のローカルうどん店

大分県内で大分市と別府市内に展開するうどんチェーン「鳴門うどん」
その最古店は、大分市角子南にある大在店だ。

DSC08726

DSC08727

DSC08728

DSC08730

鳴門うどん 大在店は、国道197号線沿いにある大きめの店舗だ。
そもそも鳴門うどんは大分市と別府市に集中店に出店しており、国道197号線沿線でも何軒か見かけるが、ここ大在店が現状で最古店とのことである。(本部確認)

なお1号店は既に現存せず、また、本店といった扱いは鳴門うどんには無いので、最も古い店舗である大在店を採り上げた。

DSC08729

看板に描かれたこのマスコットキャラ「トリプルくん」が印象的だ。
なぜトリプルなのか?それは入店すれば分かることに…

鳴門うどんの歴史

DSC08731

鳴門うどんは1986年に創業したうどんチェーンで、現在は株式会社九州フードサービスによって運営されている。
一時期は福岡県にも出店していたが、今は撤退し、大分市・別府市にて10店舗での出店となっている(2017年8月現在)。

DSC08732

これが鳴門うどんのメニューだ。トリプルくんが表紙を飾る。

「トリプルくん」とは何者か!?

DSC08736

単品メニュー。ごぼう天うどんがある感じが、九州のうどんだなぁと思わせる。

メニューの上の方にある「シングル ダブル トリプル 1玉分でOK!!」これがトリプルくんの由来となっている、鳴門うどん最大の特徴である。

DSC08744

つまり、注文時にうどんを1玉にするか、2玉にするか、それとも3玉にするか。どれでも同じ値段だというのだ。

3玉… 頼んでいる人の様子を見たが、普通に3杯分の大きさがあり、とてつもない破壊力がありそうだった。

DSC08735

さらには丼物とのセットもある。ステーキ丼か、カツ丼か。そこにうどんをプラスして、そのうどんはシングルなのか、ダブルなのか、トリプルなのか。

トリプルくんが耳元で「トリプルにするんだよな~?」と誘ってくる。
いやいや、そんな量食えないから…と理性が働く。

鳴門うどんはガッツリと食べたい人の強力な味方だ。しかし、トリプルはあまりにも巨大なのである。

DSC08739

セルフのおでんのコーナーもある。ここは讃岐っぽい感じだ。

大賑わいの店内

DSC08737

DSC08738

大在店の店内は広くて明るい。大勢の家族連れで賑わい、満席になっていた。
地元にとても愛されている様子が分かる。

シングルでも大人一人にはちょうど良い分量。もしこれがトリプルだったら…

DSC08741

これが鳴門うどん 大在店のごぼう天うどん である。

読者には申し訳無いが、シングルだ。
トリプルくんが不敵な笑みを浮かべて「次はトリプルにするのだろうな」と言ってくるような背徳感すら感じる。

DSC08742

麺は博多うどんほど柔らかいというわけでもなく、讃岐うどんほどコシがあるわけでもない。
それほど強い個性や特徴があるわけでは無い。

DSC08743

だが、強い個性や特徴が無いからこそ、「トリプル」が可能なのだろうと思う。

埼玉の「山田うどん」のような立ち位置に近いかも知れない。
強い個性があるわけではなく、あくまでもベーシックでソツの無い味。誰からも嫌われない味。それが安い。ガーっと一気に食べても、味が濃くない。

別府への観光客がご当地の味を求めに来るようなお店ではなく、あくまでも地元の人達で賑わう大分のうどん屋。
今度、大分の人に出会ったら、鳴門のトリプルを食べれるかどうか、聞いてみようと思った。

鳴門うどん 最古店 大在店の地図

>本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

全国のローカルチェーン店を巡る、チェーン店ツーリズムシリーズ創刊。Vol.1「ローカル回転寿司チェーン店のススメ DELUXE EDITION」、Vol.2「ローカルうどんチェーン店のススメ」を同時出版しました。ただいま発売中です。

CTR IMG