佐賀で生まれた九州のハンバーグチェーン店
佐賀県に発祥し、九州北部でハンバーグレストランをチェーン展開する「ぎゅう丸」。
その本店は、佐賀県の嬉野市にある「嬉野本店」だ。
国道34号線、通称「長崎街道」を西に。
長崎県の少し手前くらいののどかな山間にある山小屋のような雰囲気のレストランが、ぎゅう丸 嬉野本店だ。
長崎市内までは遠いが、長崎県の県境はすぐそこである。
周囲はひたすらのどかな風景が広がっている。
山小屋のような雰囲気が風景に溶け込み、落ち着く空間
ぎゅう丸は1981年4月に個人レストランとして創業した。
その後1994年には法人化し、2019年9月現在、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県に直営店を6店舗、FC店を4店舗で運営されている。
入店するといきなりグッドルッキングなスイートポテトが販売されていて驚くと共に、かなり食べたくなってしまう。
店内も山小屋風のウッディで重厚な雰囲気だ。
周囲の牧歌的な風景によくマッチしている。
ハンバーグ、ステーキ、そしてパイ包みスープ
ぎゅう丸のグランドメニュー。
表紙にあるこれは、ぎゅう丸の大人気商品 パイ包みスープの写真だ。
パイ生地:提携工場と共同開発を行い、ぎゅう丸のスープに合うよう食感や風味などこだわりました。
とあるように、スープ、パイ、ともにぎゅう丸のこだわりが感じられる逸品とのことで、これはオーダーせざるをえない!
なんせ食べ方までガイドされている。ここに掲載されているのはメジャーな3つの方法だが、「この他(あなた派)があっていいね」とあるので、思いも付かないようなパイ包みスープの食べ方が他に存在しているのかも知れない。
メニューはハンバーグとステーキが中心。まずはハンバーグのページから。
ここではハンバーグのセット 170gをオーダー!
ソースはオニオンソースで。
もちろんパイ包みスープも同時オーダーした。
ステーキ、そして海老フライもラインナップしている。
テーブルシートに書かれた「長崎街道物語」。そう、この嬉野本店はまさに長崎街道沿い。
昔は炭鉱からの石炭を運ぶ道として沿線が栄えたのだという。
お手ふきはぎゅう丸 シグネチャーモデルだ。
その大きさに圧倒!パイ包みスープをどう食べる?
そうこうしているうちに運ばれてきたのは、パイ包みスープ!
なんせ、パイがデカい!
見る者を圧倒するデカさだ。
さて、どうやって食べようか…
とりあえず、パイの頂上から真ん中に穴を空けてみた。
ここからダイレクトにスープを掬うも良し、パイ生地を少しずつスープの中に落としていくも良し。
様々な食べ方を楽しんでみたい。
それにしてもコーンスープも濃厚で、美味しすぎる…
ハンバーグの真骨頂!肉汁したたり落ちる姿にうっとり
そして運ばれてきたハンバーグ 170g!
170gにしてはボリューム感のあるハンバーグだ。
表面はイイ感じに焼かれていて、既に香ばしい香りが漂っている。
ナイフを入れると、中から溢れ出る肉汁!
これぞグッド・ハンバーグの条件だ。
そしてソフトな歯応えなのに、しっかりと肉の味を感じることが出来るので、一口、一口と、次々と口の中に運んでしまう。
こんなにも柔らかいハンバーグなのに、どこかで感じるハードボイルドさ。
これぞぎゅう丸のキャラクターなのかも知れない。
このオニオンソースはハンバーグの上からかけずに、ハンバーグを浸して食べるという作法がおすすめとのこと。
創業以来、工夫を重ねた上質なハンバーグと、名物となっているパイ包みスープ。
この二つの組み合わせを、ぎゅう丸の本店である嬉野本店で食べる。
長崎街道にて上質なハンバーグ体験をしてみたければ、ぎゅう丸 嬉野本店はおすすめだ。