徳島発のこだわりとんかつ店
徳島県と香川県を中心に展開するとんかつチェーン「こだわりとんかつ 山かつ」。
その1号店は、徳島県の徳島空港近くにある空港店だ。
山かつ 空港店は、国道11号線から徳島阿波おどり空港に向かう徳島空港線の交差点にある。
ちなみに山かつとグループのうどん店「山のせ」も同じ敷地内にある。
山かつグループ店の所在地が示された地図もある。
サラダバーが嬉しい!ゆったりしたとんかつ空間
山かつは、たらいうどん「山のせ」を中心に展開する株式会社山のせによって運営されているとんかつ専門店だ。
山かつの1号店である空港店は、1994年、山のせの新業態としてオープンした。
その後立て続けに徳島と香川に山かつの店舗をオープンさせ、2021年2月現在では徳島と香川に7店舗で運営されている。
店内は木のぬくもりを感じる、暖かみのある空間だ。
カウンター席も用意されている。
なかなかポエミーな空間だ。
レストランポエムもあった。
こんちくしょう!!
のりこえるぞ!!
人は皆山にいどむ
人 皆 山に勝つ
やる気の出る、とんかつらしくアゲアゲな内容だ。
そして「山に勝つ」つまり「山かつ」という。
別バージョンもある。
これが山かつのグランドメニュー。
ページを開くと2つのブランド豚「あじ豚」「山麓豚」が掲載。
YJP… それは「やわらか ジューシー ピンク」の略なのだ。
巨大なエビフライもラインナップしている。
今回は「あじ豚ロースカツ定食 120g」をオーダー!
宮崎県産の豚肉だという。トウモロコシや動物性飼料を使わないことで、あっさりとした味わいの肉だという。
とんかつの注文者には、サラダバーがサービスされる。
種類も多く、かなり本格的なサラダバーだ。
こちらがメインサラダ、キャベツ。
そして生わかめ。
とんかつに生わかめって珍しい組み合わせだと思うが、ここは徳島。
そう、生わかめの産地である鳴門のすぐ近くなのだ!
鳴門産の生わかめ。
歯応え、風味ともに抜群で、これが食べ放題というだけで恐れ入るサラダバーだ。
オリジナルのドレッシングもこれだけ用意されている。
徳島県の名産、すだちを使ったドレッシングや、淡路島の玉ねぎドレッシングなど、ローカルの食材を活かしたラインナップが冴えている。
「目指せ!野菜1日 350g」と、サラダバーでモリモリ野菜を食ってくれ!という看板が良い。
とんかつ店にサラダバーというだけで珍しいが、それがこれほど充実しているというのは凄いの一言だ。
フワフワのロースと、新鮮なサラダを食べる幸せ
テーブルに用意されたのは、ゴマすり鉢。とんかつ屋の定番アイテムだ。
そして運ばれてきたのは、「あじ豚ロースカツ定食 120g」!
120gといえど、この肉厚なボリューム感!
オーラを放っているようなとんかつだ。
衣は軽く、パリパリと崩れていく。
そして肉は意外とあっさりとしており、脂身がしつこくない。
これはあじ豚の特徴なのだろう。食べても重くないのだ。
テーブルにはゴマ、塩、からしが用意されている。
ここは塩で食べてみたい。
うっすらピンク色をしたミネラルが豊富そうな塩で食べると、豚肉の美味さがより引き立つようだ。
そして擦ったゴマにとんかつソースをブレンド。
とんかつソースは適度に酸味があり、ゴマの香りと混ざることでビシッとした味わいになる。
塩もいいし、ソースもいい。どちらも抜群の味わいだ。
ご飯はかやくご飯。
とんかつの味を邪魔しないような味付けが優しい。
そして豚汁。豚肉の出汁がよく出ていて、食事の最後までトータルに楽しむことができた。
今はSNSにハッシュタグを付けて投稿すると、アイスがもらえるらしい。
ということで投稿した所…
運ばれてきたアイス!
これは嬉しい!!
とんかつ専門店、山かつ。
徳島産の野菜やドレッシングをサラダバーで存分に楽しめて、こだわりの豚肉を味わえる。
店名に「こだわりとんかつ」とある通り、こだわりの姿勢は味になって現れていた。
全国のとんかつチェーン店の中で、かなり好きなお店の一つになった。