廻る寿し 祭り 最古店 沖浜店

徳島の低価格系回転寿司

徳島を中心にチェーン展開する低価格帯が中心の回転寿司「祭り」
その現状最古店は、徳島市八万町にある沖浜店だ。

※2021年8月、閉店しました。

国道55号線沿いを走ると現れる「廻る寿し」の看板。
ここが回転寿司 祭り沖浜店だ。

寿司一皿100円~ とある。

以前の文字がやや見えるが、以前は「寿司全皿105円」、そして消費税が8円になったタイミングで「寿司全皿100円(+税)」となり、一部値上げして現在の「寿司一皿100円~(+税)」と変化したようだ。

大きく書かれた「活魚回転寿司」の文字が目立つ店舗外観。

生けすのある、タッチパネル注文の回転寿司店

廻る寿し 祭りは、徳島県で定食屋を営んでいた株式会社ふじやが1982年にオープンさせた「廻る寿し 金太郎 昭和店」をルーツとする。
当時は元禄寿司の特許が切れ、全国的に回転寿司のビッグバンが起こった時代で、金太郎も店舗を増やしていった。

そして一皿100円の低価格系回転寿司店として、新たに「祭り」をオープンさせる。
兵庫県神戸市にあった「伊川谷店」が祭りの1号店であった。(ふじや社への問い合わせによる。現在は閉店)

そして2006年には、祭りの全店舗がエムドリーム株式会社として独立。
2021年2月現在では、徳島県と香川県で5店舗で運営されている。

この沖浜店は、現在の中では最も古い店舗とのことだ。(エムドリーム社への問い合わせによる)

店舗は大型で、テーブル席を中心としたゆったりとした造りとなっている。

もちろんカウンター席もある。

入口脇には生けすもある。

なんと、エサやり体験ができるのだという。
回転寿司でエサやり、楽しそうだ!

壁に掲げられた、スペシャル・サンクス的な木札。

佐賀のすし大臣、石川のもりもり寿司、鳥取のすし弁慶こと北海道など、回転寿司店同士の繋がりを感じさせる掲示が胸熱である。

豊富なラインナップを低価格で楽しめる

ずらりと並んだラインナップ。これらは全て100円のものだ。

そして150円など、やや高級路線はこちら。

サイドメニューも低価格だ。

ドリンク類も充実している。

初春のグルメ祭りと冠して、期間限定のメニューもラインナップしていた。
100円とは思えないような凝った内容である。

皿ごとの価格はこのようになっている。100円から550円までのレンジだ。
100円皿が6種類あって、少し複雑だ。

注文はタッチパネルから行う。

この価格でこれだけ楽しめれば文句なし!

まずは期間限定の「桜えび盛り」を!

オーダーすると、特急レーンで運ばれてくる。

ドカッと盛られた桜えびの味が香ばしい!

「浜茹でずわいがに一貫」
なんとずわいがにが150円だ。

それがこれ!
やや小さめだが、ずわいがにのみずみずしさを味わえた。

「活〆鯛」(四国産)をオーダー!

鯛のにぎりってあまり食べないけど、150円でこんな新鮮な四国産の鯛が食べられるのは祭りならではと言えるだろう。

徳島と香川ローカルで展開する、100円を中心とした低価格回転寿司、祭り。
ローカル回転寿司で低価格帯というのは珍しい存在だ。

もう少し高くてもよいからリッチなネタを食べたい…と思わないこともなかったが、100円でここまでのクオリティがあるのは素晴らしい。
そう感じたお店だった。

廻る寿し 祭り 最古店 沖浜店の地図

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