元祖 廻る元禄寿司 本店

日本の回転寿司の歴史、ここから始まった

日本の回転寿司の歴史は長い。
1958年に、日本で(もちろん世界で)初めて「回転寿司」店がオープンしたのは、東大阪市の近鉄布施駅の前だ。
店の名前は、「元禄寿司」という。

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近鉄布施駅を降りて、徒歩1分。
商店街のアーケードに、存在感たっぷりに存在するこの店こそ、回転寿司のルーツである元禄寿司の本店だ。

1号店として開店した店舗は布施駅前の別の場所にあったが、そこは今は無く、今ではここを本店として扱っている。

回転寿司という偉大な発明

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元禄寿司 発祥の石碑が誇らしい。

回転寿司の歴史を語る上で、元禄寿司は外せない。

1958年、白石義明氏は、ビール工場のベルトコンベアからヒントを得て、日本初の「回転寿司」を考案し、布施駅の北口に元禄寿司を創業したのが、日本の回転寿司の歴史の始まりである。

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元禄寿司を運営する元禄産業により、回転寿司のコンベアは特許取得され、それと同時に飲食店に付けるための「廻る」「回転」などの名称も商標登録された。
それ以降、回転寿司店を営業するのであれば、元禄寿司と営業権を契約する必要が生じた。

関西のみならず、東北や北関東で元禄寿司を運営するフランチャイズ企業が生まれ、1970年代には、元禄寿司といえば回転寿司の代名詞にもなった。

その後、コンベアの特許が切れると同時に新規参入が相次ぎ、元禄寿司をフランチャイズしていた企業も新たにブランドを立ち上げて独立していった。
その大手が、元気寿司平禄寿司、元アトムボーイ系列のにぎり長次郎であろう。
まさに、回転寿司のグランドファーザーである。

元禄寿司は2019年12月現在、大阪を中心に10店舗を構えるチェーン店となっている。

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店舗は会社である元禄産業の本社ビルの1階となっている。
少林寺拳法のステッカーが迫力だ。

行列が絶えず、活気ある店内

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元禄寿司の本店は、常に行列が出来ていた。
店内は活気であふれ、回転寿司の教科書のような姿を示してくれる。
タッチパネルなどは無く、昔ながらの回転寿司がここにあった。

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店内には、元禄寿司が回転寿司のルーツであることが採り上げられた新聞記事などが掲示されている。
今や世界に広がる回転寿司文化は、東大阪の誇りだ。
東大阪発のロケット「まいど1号」にも通じるものすら感じる。

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レジカウンターの上には表彰状が。

全皿130円均一でリーズナブルな、回転寿司のルーツの味

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これが元祖 廻る元禄寿司 本店のサーモンである。
この元禄寿司は、全皿130円均一でリーズナブルだが、ネタの鮮度、シャリ共に素晴らしい。
回転寿司ルーツ店としてのプライドと、なにわの商人精神が感じられるのだ。

一時期は200店舗あった元禄寿司の子孫は日本各地に広がっているが、発祥の地であるこの店は、実直に回転寿司のど真ん中、「一皿入魂」を社是とするどストライク店として、今後も営業され続けていくだろう。

元祖 廻る元禄寿司 本店の地図