アホや!その軽妙なノリこそ関西!?
たこ焼き・ぺちゃ焼きを展開するチェーン店「あほや」。
関西人の軽妙なツッコミ言葉である「アホや!」をそのまま店名にするという衝撃的な店名のチェーン店だが、その本店は大阪府箕面市 桜井にある。
阪急の桜井駅を降りて、徒歩3分。
イナイチこと国道171号線に面した箕面自由学園の前に、あほや 本店はある。
テイクアウトがメインの小さな店舗で、赤い看板が目を引く。
テーブル一つのイートインスペースがあり、ここで食べることもできる。
外からは、手際よく焼かれるたこ焼きを見ることが可能だ。
あほみたいにおいしい、あほやの歴史
「あほや」は、1998年に大阪の池田駅前に創業した池田店が1号店である(現在は閉店)。
大きくプリプリとしたタコに、出汁をしっかり感じられる味わい深く柔らかい生地が人気を呼び、大阪の伝統あるたこ焼き屋のチェーンとしては新しい方でアリながらも、2018年8月現在、大阪を中心に奈良、京都、そして東京も含めて69店舗で運営されている。
この本店は以前は箕面の牧落にあったが、その後この地にあった箕面店を本店として店名改称・移転したものだ。
ちなみにインパクトのある店名である「あほや」とは、
「あほみたいにおいしい」
「あほみたいにおもしろい」大阪人が愛し続けるこの「あほや」の言葉同様に 愛されるお店になっていけたらなぁとの思いでつけました。
(HPより)
という、いかにも大阪らしいノリと想いで命名されたものである。
メニューはたこ焼きの他に、あほや名物である「ぺちゃ焼き」もラインナップ!
ぺちゃ焼きも「もちぺちゃ」や「ぺちゃモダン」などバリエーションがある。
ここではたこ焼きとぺちゃ焼きのコンビネーション「たこぺちゃセット」をオーダー。
味付けも多彩なものから選べる。ソースはあほやオリジナル、醤油もあほやが独自にブレンドしたものだというこだわりようだ。
たこ焼きとぺちゃ焼き
イートインスペースにて、早速運ばれてきた「たこぺちゃセット」!
そのままテイクアウト出来る形態で出される。
あほやオリジナルの箸袋。
たこぺちゃセットはその名の通り、たこ焼きとぺちゃ焼きのセットである。
お手本のような美しいたこ焼きだ。
中はフワフワで、ちゃんとした大きさのタコが入っている。
そしてぺちゃ焼き。
こちらはたこ焼きの発展系のようなものであり、イカ焼きを作る鉄板で作られる。
玉子を割り、その上にチーズ、そこにたこ焼きを3つ載せ、玉子で挟む。そこにソースとマヨネーズをたっぷりかけると完成だ。
食べてみると柔らかく、そして中からとろけるチーズが出てくる。
これほど優しく、そしてこれほどジャンクな味わいの粉モンが他にあるだろうか。マヨネーズに卵にチーズという反則級の組み合わせによりダイレクトに美味しさが伝わってくるという、何とも危険な食べ物である。
大阪のたこ焼き文化において、新興ながらも多くの店数を持つ「あほや」。
そのチープでジャンクながらも技と匠を感じさせる美味い味わいは、食べた者に「アホみたいに美味いやん!」と言わせること間違い無い。