日本のファストフード古参組のひとつ「ドムドム」
日本のファストフードの草分け的存在である「ドムドムハンバーガー」。
2017年5月現在、1971年にオープンした大阪・京橋の「イオン京橋店」が最古店となっている。
※閉店しました。
ドムドムハンバーガーは、マクドナルドやロッテリアが日本で展開する前の1970年、東京・町田の「ダイエー原町田店」の前で創業した。
当時アメリカ占領下だった沖縄の「A&W」を除けば、日本最初のハンバーガーショップである。
全盛期には全国に400店舗も展開する一大チェーン店であったが、親会社であるダイエーと命運を共にすることが多く、近年は徐々に店舗数を減少させ、2017年5月現在、全国に50数店舗となっている。
ドムドムハンバーガー イオン京橋店は、その名の通り大阪の京橋駅前にあるイオン京橋店に存在している。
ここはかつて京橋ショッパーズプラザ(ダイエー京橋店)であり、それは1971年のオープンであった。
イオンになった今でも、その時に同時に開業したドムドムハンバーガーは健在なのである。
レトロな雰囲気のある店内
ドムドムハンバーガー イオン京橋店のカウンター。
どこかレトロで懐かしい感じがする。
ドムドムハンバーガー イオン京橋店のメニュー。
BTLバーガーを筆頭に、フレッシュ野菜バーガーやベーコンレタスバーガーなどがラインナップしている。
サラダがボールとして提供されるところが特徴的だ。
店内はまずまずの広さだ。背面には大きな鏡がある。
入り口と反対側はイオンの売り場となっている。
コンセント使ってOKですよ、ということだろうか。シンプルでかわいい絵である。
コンセント禁止を謳う店が多い中、コンセントOKはありがたい。
飾らない、シンプルなメニュー
ドムドムハンバーガー イオン京橋店のチーズバーガー、ポテトR、オレンジジュース。
SNSで「映える」ためのネタとも言える期間限定メニューを競争する大手ハンバーガーチェーンの流れに一切乗ることなく、日本最古のファストフード店であるレトロな雰囲気と、牧歌的で普遍的なメニューが特徴のドムドムハンバーガー。
全国のドムドムハンバーガーは徐々に閉店して店舗数を減らしている今、このイオン京橋店もいつまであるか分からないが、日本のファストフードの原点のひとつは間違いなくここにあったと言える。
なお、ドムドムハンバーガーを愛するサークル「ドム連」のページには、ドムドムハンバーガーの店舗マップドムドムハンバーガーのペーパーなどの情報があるので、ぜひチェックしてみて欲しい。