東京日本橋で産声を上げたロッテリア
ロッテリアの始まりは、マクドナルドが日本に上陸した1971年の次の年の1972年、その1号店は日本橋高島屋の裏にオープンした日本橋高島屋店だ。
※2014年、閉店しました。
ロッテリアの1号店は、東京日本橋の高島屋本館の隣の、「北別館」の1階にある。
こちらは高島屋の本館とは独立した建物となっている。
ロッテリアの歴史は、ライバルとの戦いの歴史
ハンバーガーチェーン店のロッテリアは、1972年に東京・日本橋にて創業した。
現在の母体はゼンショーだが、創業時の母体はチューインガムなどの製菓で知られるロッテで、当初はロッテのアイスクリームを販売する店舗としての企画だったとか。
1972年といえばマグとナルドが上陸し、銀座のホコ天で社会現象を起こした翌年。
このあたりの年は日本の外食ビッグバンで、日本中に数々のレストランやファストフード店が創業した年でもある。
ロッテリアの独自商品としては、1977年にはエビハンバーガー、1984年にはリブサンド、そして2007年には絶品チーズバーガーと、他のファストフード店にはない独自性のある商品が特徴だ。
1979年には韓国にてロッテリア1号店がオープンする。
しかしながら経営は安定せず、2005年にはリヴァンプによる経営再建、そして2023年にはすき家などを運営する外食大手のゼンショーによって買収され、ロッテの手を離れた。
そしてゼンショー傘下でリブランドされたのがゼッテリアだ。
ロッテリアは2023年10月現在、約350店舗で運営されている。
ロッテリア 日本橋高島屋店の店内の様子。
1号店の歴史を感じさせてくれるものは特に無い。
「絶品チーズバーガー」のセットをオーダー。
2007年に新発売され、大きな話題になったハンバーガーだ。
厚みのある粗挽きなパティに、2種類のナチュラルチーズ(ゴーダチーズ・レッドチェダーチーズ)をのせたもので、その味の良さはたちまち大人気となった。
他にも様々なハンバーガーがあり、どの商品も独自性にあふれている。
日本のファストフード業界をリードするマクドナルドに対して、果敢に挑戦を挑み続けるロッテリア…
そんな図式は創業当時から今に至るまで、変わらない。