新時代のロッテリアが爆誕
1972年に東京・日本橋にオープンしたロッテリアの1号店から半世紀あまり。
競争の激しいファストフード市場の荒波に揉まれてきたロッテリアだが、2023年4月に全株式をすき家などを運営する株式会社ゼンショーに譲渡することが発表された。
ロッテグループを離れた今、ゼンショーが満を持してリブランドしたのがここ、「ゼッテリア」。
その1号店は東京の田町駅近くにある、田町芝浦店だ。
ゼッテリア 1号店 田町芝浦店。
「ZETTERIA」と書かれたファサードに、「絶品バーガー」の文字。
ゼッテリアとは「絶品バーガー」と「カフェテリア」の合体語だという。
いや、「ゼンショー」のゼも入ってるだろ!?と思うが、公式には絶品バーガーのゼなのである。
外に立ててあるメニュー表。
推しは絶品バーガーのシリーズだ。
それでは入店してみよう。
ゼッテリアのゼは絶品のゼ!
ゼッテリアは2023年9月、ロッテリアの新ブランドとして生まれたファストフードのチェーン店だ。
1号店は東京の田町駅近く、田町芝浦店となる。
これまで慣れ親しんだロッテリアという言葉を踏襲した「ゼッテリア」という店名に、多くの人が驚きを感じただろう。
その名前は「絶品」と「カフェテリア」の造語だという。
ロッテリアにおける「絶品」とは、2007年11月に発売されて連日完売を記録したヒット商品「絶品チーズバーガー」となる。
絶品チーズバーガーがその後のロッテリアの運命を決定付けたと言っても過言ではない。
2023年10月現在、1号店の田町芝浦店と、既に2号店となる埼玉の草加ヴァリエ店がアナウンスされている。
今後、早いスピードで既存店のゼッテリアへの転換が行われるのではないだろうか。
オーダーはタッチパネル式の券売機で行う。
絶品バーガーセットが一番上に、そして人気のセットや単品メニューもあ並ぶトップページ。
今回は「絶品グランミートソースバーガーセット」をオーダー!
ゼッテリアにおける「グラン」とは、パティが2枚あるものを言う。
セットメニューはポテトのMセットをチョイス。
ドリンクはペプシコーラゼロをチョイス!
商品を受け取るカウンター。
精算などは全て済んでいるので、カウンターに並ぶことはない。
印刷された番号が「出来上がり」のところに来たら、カウンターで商品を受け取る仕組みだ。
真新しい「ZETTERIA」のロゴ!
壁のアートもゼッテリア仕様となっている。
ゼッテリアオリジナルのレストランアート達が掲示されている。
田町芝浦店は、イートインをするなら2階席がメインだ。
こちらはコンセントのある一人席。
もちろんテーブル席もある。
田町芝浦店の最大の特徴は、テラス席があることだろう。
天気の良い日は、ここで絶品チーズバーガーを食べてみたい。
絶品をお手軽に!ゼッテリアの新しい提案
オーダーしたのはこれ。
「絶品グランミートソースバーガー」
「ポテトMサイズ」
「ペプシコーラゼロ」
これで790円なので、ロッテリアと変わらずリーズナブルだ。
ポテトはロッテリアとは違い、少し細身になっている。
細身になった分、表面がカリッとしている感じが強調されるような食べ心地だ。
ドリンクはこのようにシーリングされる。
これが「絶品グランミートソースバーガー」!
グランなので2枚のパティ。味付けはパスタのミートソースをサンドしたもの。
シンプルながらも食べやすいものだ。
なお、ハンバーガーの形がこれまでのような真円ではなく、ラクビーボールのような形状になっていることもゼッテリアの絶品シリーズの特徴だ。
こちらは追加でオーダーした「絶品チーズバーガー」!
ロッテリア時代からのおなじみの商品、ゼッテリアになってどう変わっただろうか?
形状が長細いものに変わっているが、粗挽きなパティは変わらず、そこにコーダチーズ、レッドチェダーチーズが覆い被さる。
これぞ、絶品チーズバーガーそのものだ。
ハンバーガーの形状が変わったことで、口が小さな人でも食べやすくなったが、見た目の迫力は少し目減りしたかも知れない。
やっぱこれぞロッテリア、って感じだ。
あ、ここはゼッテリア!
あの絶品チーズバーガーも変わらず楽しめる。
そして数々の絶品シリーズがラインナップしているので、どんどん食べてみたい。
いずれ、日本中のロッテリアがゼッテリアに変わっていくのか。
それても、そんなことにはならないのか。
ロッテリアとゼッテリアの行く末から目が離せない。