本格的な珈琲でくつろぎのひとときを
豊かな香りと独特のコクで人気の炭火珈琲が楽しめるカフェチェーン「珈琲館」。
その1号店であり本店は、東京・神保町にある「専大前本店」だ。
地下鉄神保町駅から徒歩1分の所にある珈琲館が、1号店である専大前本店である。
その名の通り、専修大学の神田キャンパス近くに位置する。
珈琲館の歴史は長い!
珈琲館は珈琲館株式会社が運営するカフェチェーンだ。
その歴史は長く、創業者である真鍋国雄氏が1970年に1号店である「専大前本店」を創業したのがその始まりだ。
1972年6月には「株式会社マナベ珈琲館」として法人設立し、フランチャイズ展開を開始する。
その後、国内全体に直営店とFC店をオープンさせ、店舗数を増やしていく。
2008年には上島珈琲として知られるUCCグループ入りし、2009年にはユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社と統合していたが、2018年にグループから独立。
現在は珈琲館株式会社としての運営となっている。
2018年12月現在、直営店・FC店を合わせて、全国で268店舗で運営されている。
サイフォンを見ているだけでも楽しい
入店してまず目を引くのは、カウンターの中央に置かれたサイフォン(コーヒーの抽出機)だ。
サイフォンの原理は、ロート(上の器)の下にフラスコがついた器具(サイフォン)を下からバーナーで温めることによって水蒸気がフラスコ内で膨張し、湯を上方のロートに押し上げる。
するとロートの中でコーヒー粉と湯が混ざり合い、コーヒー液ができる。
そしてバーナーの火を消すとフラスコ内の水蒸気が冷やされて、コーヒー液がフラスコ内へ再度吸い込まれるといった原理のものだ。
珈琲館 専大前本店のグランドメニュー。
珈琲館の大きな特徴は、2杯目(おかわり)は半額という点である。
このメニューに「半」と書かれているものは、半額の対象だ。
ここは珈琲館の名物メニュー「炭火珈琲」をオーダー!
炭火で焙煎されたビターな味わいの珈琲である。
アレンジコーヒーやソフトドリンク系も充実。
スイーツ系やサンドイッチ、ホットドッグなどの軽食メニューも揃っている。
そして日本の喫茶店名物(?)の「ナポリタン」が堂々ラインナップ!
レジ横では、珈琲館ブランドの豆などが販売されている。
紙ナプキンも珈琲館のシグネチャーモデルだ。
コクのある珈琲がたまらない
そして運ばれてきた「炭火珈琲」!
まずはブラックで味わうと、メニューの宣伝文句通りの「ボディ感のあるコク深い味わい」そのものがガツンと飛び込んでくる。
珈琲館渾身の一杯を、珈琲館創業の地で頂く贅沢。
炭火珈琲にはラ・ペルーシュ ブラウンというフランス製の砂糖が付けられる。
ラ・ペルージュは、かき混ぜずに自然に溶けることで味が変化するのを楽しみながら、コーヒーを飲むと良いそうだ。
神保町で生まれたカフェチェーン「珈琲館」。
その歴史ある専大前本店は、今もまだこだわりのコーヒーを煎れ、くつろぎの空間を創っていた。