その名の通り、新宿で生まれたとんかつ屋さん
関東を中心に青森から熊本まで2013年現在、全国に70店舗あるレストランと、お持ち帰りのとんかつ弁当などで全国に300店舗以上あるデリカのスタイルで人気のとんかつチェーン店「新宿さぼてん」。
その本店は、本当に新宿にある「小田急エース南館店」だ。
新宿副都心のビル街の地下街である小田急エースに、さぼてんの1号店でありほ本店の小田急エース南館店はある。
この1号店は1966年にオープンしてから、ずっとこの場所で営業を続けている。
オープンした1966年当時は新宿西口の超高層ビル建設ラッシュで、ここにサラリーマン達が爆発的に増えるだろうという見込みがあったためらしい。
事実、現在においても、この場所はサラリーマン達で溢れかえる場所である。まさに一等地だ。
とんかつ弁当のテイクアウト店が有名かも?
新宿さぼてんは、とんかつ弁当の販売という形で知っている人も多いだろう。
事実、このデリカスタイルの店舗数は多く、駅中やフードコート、スーパーの中などで、とんかつ弁当が販売されている。
とんかつにおける中食(なかしょく)としてもさぼてんの知名度は高いのだが、ここはとんかつさぼてんのレストラン1号店であり本店である。
店内に入ってみよう。
地下街にあるレストランとして決して広くいないが、間接照明や和風タッチの素材の多用など、雰囲気のあるものとなっている。
入り口脇にあるこのオブジェは「生命の樹」と名付けられている。
サボテンの生息地であるメキシコの伝統的な様式に則ったオブジェのようだ。
本店で食べるロースかつ御膳
そして運ばれてきた「健美豚 ロースかつ御膳」!
肉厚であるが脂身とのバランスは絶妙で、さらに衣がしゃきしゃきと立っている。肉のうまみは抜群だ。
塩で食べるのが好きだが、甘めでフルーティなさぼてんのとんかつソースも美味しい。
とんかつ新宿さぼてんの本店は、他店と差別化をしているのだという。
他店にあるメニューのうち、一部のメニューを提供しない。また、値段も違っており、ランチメニューも提供しない。
つまり、よりストイックで硬派にとんかつを愛する客のための店だ。
日本で最も有名なとんかつチェーンの本店で、ロースとんかつを食べる。
これもまた、新宿グルメのひとつだろう。