渋谷並木橋で存在感を放つうどん屋
お笑いコンビ「ジャリズム」で一世を風靡した山下しげのり氏が2012年に目黒で創業したのが「山下本気うどん」だ。
現在の最古店は、2号店である渋谷並木橋店だ。
渋谷並木橋店は、明治通りの並木橋交差点にある。
外に掲げられたお品書き。
それでは入店してみよう。
クリエイティブな創作うどん
「山下本気うどん」は、山下しげのり氏の芸人仲間である宮迫博之氏と今田耕司氏から出資を受けて創業し、堺正章氏に店名を「山下本気うどん」と命名された。現在では首都圏を中心に18店舗を展開している。
現在の山下本気うどんは、家系ラーメン「壱角家」などを運営する株式会社ガーデンの運営となっている。
メニューの1ページ目には「本気」の文字が。
香川出身の山下氏ならではのこだわりは味に現れている。数種類の小麦粉をブレンドしてコシとモチモチ感を両立させた麺と、サバ・ムロアジ・宗田鰹・ 昆布・いりこをブレンドした出汁が山下本気うどんの屋台骨となっている。
メニューの充実度も特筆すべきだが、さらに注目すべきは創作うどんの数々だろう。「白いクリームチーズカレーうどん」や、カレーとカルボナーラが半々になった「カレボナーラうどん」など、斬新なアイデアの創作うどんが楽しい。
ざる・醤油にぶっかけうどんもある。
今回は「白い明太チーズクリームうどん」をオーダー!
山下本気うどんを代表するメニューだ。
本気のうどんらしい麺と美味しさ・楽しさあふれる味
しばらくして運ばれてきた「白い明太チーズクリームうどん」!
白い!見た目のインパクトがすごい!
たっぷりの白いチーズクリーム。粗挽きのコショウがトッピングされている。
クリームチーズは、甘みはまったくない。
そして軽いので、たくさん食べても胸焼けしない。
クリームチーズの下にはマッシュポテトがあり、その下に麺がある。
麺は明太子がまぶされており、ピンク色をしている。
麺をサルベージしたところ。
コシのある讃岐麺だ。
これがクリームチーズとよく絡み、スイーツのような味わいを醸し出してくれる。
ちょうど良いあんばいで、讃岐のコシのある麺、明太子、クリームチーズが混ざり合う。
お盆の上にはやかんも添えられているが…?
やかんにはお出汁が入っており、麺の途中から継ぎ足すことができるのだ。
讃岐うどんにして、本場の讃岐には無い創作スタイル。
それでいて、讃岐の基本を忠実に守り抜く。
この相反しそうな二つを同時に形にしたのが、山下本気うどんだと言えるだろう。