渋谷生まれの塩ラーメン
多くのラーメ店がひしめく、渋谷。
道玄坂を登り切ったところにあるのが、塩ラーメン専門店の「俺流塩らーめん」渋谷総本店だ。
渋谷駅から109の横を越えて、道玄坂を登り切る。
道玄坂のほぼ一番上にあるのが、「俺流塩らーめん」の渋谷総本店だ。
オレンジ色の看板が目立つ、俺流塩らーめん。
入口横には食券機がある。
派手な限定メニューに食欲を刺激される。
塩ラーメン専門店だが、そのバリエーションは数多い。
つけめんやまぜそば、担担麺まである。
今回は最もベーシックな「俺流塩らーめん」を購入!
それでは入店してみよう。
カスタマイズが楽しいラーメン
俺流塩らーめんは、株式会社らーめんワールドによって運営されているラーメンチェーン店で、現在は東京と香港を中心に展開されている。
創業は2010年7月で、現在の渋谷総本店を1号店とする。
以降は東京の西部を中心に店舗を拡げていき、2022年6月現在では東京を中心に17店舗、香港に8店舗で運営されている。
俺流塩らーめん 渋谷総本店の店内はカウンター席が中心だが、テーブル席も2席ある。
店内のBGMはビートルズだ。
カウンターに貼られた「俺流らーめん 塩物語」の読み物。
俺流らーめん 「塩」物語
自分は渋谷で10年間らーめんの修業をしてきました。
北海道らーめん、九州らーめん、横浜らーめん家系らーめん、塩専門。
いろいろなジャンルのらーめんをやり、たどりついたのが塩らーめんでした。
塩らーめんはシンプルでなおかつ奥が深い、ごまかしのきかないらーめん。
そのらーめんを俺流に表現したい。
研究に研究を重ねてできたのが「俺流らーめん」「塩」
大量の鶏ガラと大量のネギを使い、旨み甘みたっぷりのスープに仕上げました。
今が完成ではなく、今がつねにスタートラインだと思い、日々研究し、常にチャレンジャーの気持ちで望みます。
「お客様に愛される店作り」
よろしくおねがいします。
店主 小林 健
俺流塩らーめんのグランドメニュー。
江戸風のデザインが、「東京」を感じさせてくれる。
今回注文した「俺流塩らーめん」。
大量の鶏ガラとゲンコツ、ネギをとろとろの弱火でじっくりと煮込んだスープとのことだ。
様々なバリエーションに圧倒される。
ランチセットにはサイドメニューとしてからあげや餃子を付け、トッピングに1品追加することができる。
定番の餃子も、チーズ餃子やしそ餃子など、バリエーションに富んでいる。
ラーメンには、岩のり・とろろこんぶ・うめ・柚子胡椒・俺流ラー油・俺流マーにんにくのトッピングが用意されている。
トッピングの自由度が高いのも、俺流塩らーめんの特徴だ。
「俺流 私流のうまい食べ方」として、トッピングを使った味変について書かれている。
シンプルだからこそ美味さが分かる、塩ラーメンの極意
しばらくして運ばれてきた「俺流塩らーめん」!
派手な限定メニューとは打って変わって、シンプルそのものだ。
チャーシュー、白ネギ、ほうれん草、メンマがトッピングされている。
なかなかジューシーなチャーシュー。
淡泊なスープに、アクセントを与えてくれる。
透き通ったスープが、塩ラーメンであることの証。
塩味がうまく丸められており、喉ごしの良さが気持ち良い味だ。
麺は中細ストレート。
ここに、セルフでトッピングをしていく。まずは「岩のり」を。
そして「とろろこんぶ」も!
シンプルな塩ラーメンに、少しずつ情報量が足されていく感じが面白い。
これは「ゆずこしょう」。
予想通りかなりの味変となるので、分量は少しずつ試すのが良いだろう。
そして「餃子」!
やや小ぶりながらも、肉肉しい餡がジューシーな一品だ。
餃子、ラーメン共に使えるラー油も、コクのあるものが用意されている。
渋谷で生まれた「俺流塩らーめん」。
数々のラーメン店がひしめく都心で、大勢のお客さんを惹き付ける魅力は、こだわりの出汁とトッピングの自由さだろう。
東京で塩ラーメンが食べたくなったら、俺流塩らーめんへ行ってみよう。様々なメニューのバリエーションやトッピングに圧倒されるはずだ。