東京で人気の、おむすび専門のファストフード
手作りのおむすびだけを販売するおむすび専門のチェーン店「おむすび権兵衛」。
その1号店は、東京都品川区にある「大崎ニューシティ店」だ。
JR山手線大崎駅から徒歩1分の所にある大崎ニューシティ。1号館から5号館まで5つのビルが建つ、大崎の再開発エリアだ。
おむすび権兵衛の1号店である大崎ニューシティ店は、3階に入居する。
昼時は周辺の会社に勤めるビジネスマンで、長蛇の列になるようだ。
おむすび権兵衛 大崎ニューシティ店は、1999年12月に大崎ニューシティ店を1号店として始まったおむすび専門のチェーン店である。
創業者である岩井健次氏の名を冠した株式会社イワイによって全て直営店として運営され、2019年9月現在、関東を中心に一部海外店舗も含め、51店舗で運営されている。
おむすび権兵衛の展開を始める以前はサブウェイのフランチャイズを運営しており、この大崎ニューシティ店も株式会社イワイが運営するサブウェイと隣接している。
面白いのは、隣接するサブウェイとウォークスルーになっている所だ。
この通路を使って、おむすび権兵衛で買ったおむすびを、サブウェイでイートインすることができる。
おむすび権兵衛は、サブウェイとして始めた店舗スペースのうち、3坪だけを使って始めたものなのだという。
その時の名残を大崎ニューシティ店で感じることができる。
シンプルだけど、こだわりの味の秘密とは
おむすび権兵衛はとにかくシンプルだ。
ショーケースの中から欲しいおむすびを選ぶのみである。
今回は「のりわさび」と、
「明太子」をオーダー!
おむすびとおかずがセットになった「プチむすび弁当」も用意されている。
おむすび権兵衛はとにかく米にこだわるのだという。
大崎ニューシティ店は、福島県で特別契約栽培されたコシヒカリを使用しているのだとか。
米へのこだわりについて書かれている。
権米衛のおむすびはすべて、職人が「手むすび」で結んでいます。
契約農家から直送される精米したてのお米を大きな釜で炊き上げ、お米ひと粒ひと粒が口の中でホロリとほどけるように、心をこめてふんわりと結びます。
ドリンクはおむすび権兵衛のオリジナルのものがラインナップしており、高野山のふもとで湧出した天然水をパッケージングした「高野山水」と、鹿児島の知覧産の有機茶葉で作られた「有機ちらん茶」がある。
上述の特別契約栽培での米と合わせて、食材へのこだわりを感じるラインナップだ。
ボリューム感のあるおむすびが嬉しい
オーダーしたらすぐに手渡される。
「のりわさび」と「明太子」!
見た目通り、普通のおむすびの1.5倍くらいのボリュームがある。
食べてみると、フワフワで柔らかい食感がコシヒカリらしい。
そして具材が惜しみない分量で包み込まれている。
手軽に米を楽しめる、日本の伝統的なファストフード、それはおむすびだった。
しかし、おむすびの専門店はほとんど無い。
そんな中、おむすび権兵衛は小さな面積の店舗を駅近くに構え、ビジネスマン達に大きな支持を得ている。
手軽だけど、こだわりの味。
おむすび権兵衛の全国展開が待ち遠しい。