中華レストランの草分け的存在
すかいらーくグループが運営する中華レストラン「バーミヤン」。
その1号店は、東京・町田にある「鶴川店」だ。
※2022年11月20日で閉店致しました。
ピンク色の壁が印象的な、バーミヤン 鶴川店。(取材当時の色)
「中華 バーミヤン」の看板が、中華レストランであることを主張する。
以前はレンガのような突起物が壁に貼られているような外壁の装飾だったところを、全て同色で塗り直されている。
以前(2011年)訪問時はこのような外壁だった。
バーミヤンは1986年4月、町田市の鶴川店を1号店とし、すかいらーくが運営を始めた中華レストランだ。
すかいらーくにおけるレストラン経営のノウハウを活かし、それまでに無かった低価格とメニューの豊富さを強みとして打ち出して、世間に大きなインパクトを与えた。
2000年代中盤の最盛期には全47都道府県に出店を完了し、全国で720店舗にまで店舗数が増えていたが、その後の競争激化で不採算店舗を整理し、2019年12月現在では全国に330店舗ほどでの運営となっている。
バーミヤン 鶴川店は、元々は洋食系のレストランだったのだろうか。
洋館のような、シックで落ち着いた雰囲気の内装が特徴だ。
1号店ならではの落ち着きが感じられる鶴川店
入り口の脇にある待合室も、どこか雰囲気がある。
鶴川店はメインフロアの他に、小グループ用の個室と、大グループ用の個室まで用意されている。
ちょっとした人数で中華料理の円卓を囲むことも可能だ。
鶴川店には、このようなディスプレイがある。
その中には調度品が飾られていたり、
ボトルキープがされていたりと、一般的なバーミヤンとは異なる様子だ。
そしてここにはカウンターがある。
元々ここはバーカウンターという作りだったのだ。
今は無いが、2011年訪問時には「BAR」のネオンサインが健在だった。
また、以前はこのような看板もあった。
豊富なメニューラインナップを低価格で
ドリンクバイキングは中華レストランらしく、福建烏龍茶、黒豆烏龍茶、プーアール茶、美身痩茶、ジャワティー、ライチ紅茶等など、アイスティーのバリエーションが豊富に取り揃えられているのがバーミヤンの特徴だ。
オーダーしたのは「おぼろ豆腐の麻婆豆腐」と「焼き餃子」!
特に麻婆豆腐はバーミヤンらしいこだわりが感じられ、好きな逸品である。
中華料理チェーン店がますます激戦区になる中、中華レストランの草分けであるバーミヤンは、リーズナブルだけど美味しく、豊富なメニューの中華を、レストランの雰囲気の中で落ち着いて楽しむことのできる良さを、これからも提供し続けて欲しい。