ラーメン激戦区の町田で生まれたラーメン店
「町田商店」は、その名の通り東京都町田市で創業したラーメンチェーン店だ。
いわゆる家系ラーメンに分類され、その系譜を脈々と受け継いでいる。
1号店であり本店は、町田にある。
町田駅から徒歩3分。
駅周辺の賑やかなエリアは多くのラーメン店がひしめく、まさにラーメン激戦区だ。
町田商店は、ラーメン激戦区の町田に真っ正面から立ち向かっているように思える。
外の立て看板。メインは豚骨醤油ラーメンだ。
豚骨醤油ラーメン、紛うこと無き〝家系ラーメン〟である。
それでは入店してみよう。
横浜生まれの潮流「家系」を町田で受け継ぐ
「町田商店」は2008年1月、現持株会社の株式会社ギフトホールディングスの創業者であり代表取締役の田川翔氏の個人事業として、町田市にて創業した。
翌2009年には株式会社町田商店として法人化。
2010年代はコンスタントに直営店の出店を続け、2016年にはシンガポールに海外1号店、2018年には東証マザーズに株式上場した。
2020年には100店舗を超え、2023年5月現在は全国に126店舗で運営されている。
創業者の田川翔氏は、家系ラーメンの有名店「壱六家」で修行した。そのため、町田商店は家系ラーメンの系譜の中では「壱系」と分類されている。
壱系の特徴は、ラーメンにうずら玉子を載せているところだ。町田商店もその伝統を受け継いでいる。
入口には食券機が設置されている。
本日はオーソドックスに「ラーメン」をオーダー!
家系スタンダードな豚骨醤油だ。
町田商店ではオーダー時、麺の硬さ、タレの量、脂の量をカスタマイズすることができる。
「ライスの楽しみ方」が掲示されている。
ライスには豆板醤、にんにくを塗り、スープをかけ、半熟の味玉を載せると至福の時間が楽しめるという。
スープを最後まで飲むと店員さんからコールされ、スタンプが1個付与されるのも町田商店の特徴だ。
スープを飲み干すことは「完まく」と呼ばれている。
濃厚かつ絶妙なスープでガツンと美味しい一杯
しばらくして運ばれてきた「ラーメン」!
これぞ家系!といったルックスだ。
壱系らしく、うずら玉子がトッピングされている。
肉厚のチャーシューが迫力だ。
スープはクリーミーで、まろやか。
テロテロっ、という感じで喉に吸い込まれていく。
麺は太麺で、コシがある。
スープと絡ませて、ワイルドな気持ちで食べると最高だ。
つけもの、たまねぎが用意されており、セルフでトッピング可能だ。
味変ツールとして、にんにく、豆板醤、しょうがも用意されている。
町田で創業し、今や全国に100店舗を超える勢いの町田商店。
その1号店であり本店で食べるラーメンの味は、町田商店の創業魂を感じさせてくれるような、ガッツのある味わいだった。