「東京の速度」を感じるカレーショップ
東京を中心に展開しているカレーチェーン「カレーショップ C&C」。
その本店は、京王新宿駅の構内にある「新宿本店」だ。
カレーショップ C&Cは、京王電鉄グループである「レストラン京王」により、都内を中心に2017年6月現在22店舗を展開している。
京王電鉄系ということもあって京王線の駅付近が中心の出店となっている。
カレーショップ C&Cの歴史は長く、1968年にこの新宿本店を1号店として創業しており、2017年現在で50年近い歴史を刻んでいる老舗のカレーチェーンだ。
ここ新宿本店は、京王線新宿駅のコンコースにあり、人通りが激しい。
C&Cの特徴は、なんと言っても28種類のスパイスをブレンドしたオリジナルのルーだ。
コリアンダー
クミン
フェヌグリーク
ファンネル
ガーリック
アーモンド
アジョワン
アニス
オールスパイス
チリペッパー
オレガノ
カルダモン
キャラウェー
クローブ
シナモン
ジンジャー
スターアニス
セイボリー
セージ
セロリー
タイム
ディール
ナツメグ
バジル
マジュラム
メース
ローレル
ルーのテイストは、創業時からほとんど変わっていないのだという。
28種類のスパイスをブレンドしたカレー
C&Cのメニューはこのようになっている。リーズナブルだ。
C&Cオリジナルのレトルトカレー「新宿カレー」も販売されている。
28種類のスパイスのルーが自宅でも楽しめる。
新宿本店の店内は狭小で、全てが立ち席となっている。
しかし「すぐ食べて、すぐ出て行く」というスピード感がある。まるで立ち食い蕎麦のカレー版だ。
最もベーシックな「ポークカレー」をオーダー。すぐに出てきた。
ルーは「中辛」と「辛口」が選べるので、ここは「中辛」をチョイス。
カレーショップ C&C 新宿本店のポークカレーである。
見た目は黄土色でマイルドそうだが、食べてみると複雑なスパイスのテイストが口に飛び込んでくる。
そう、意外とパンチのあるルーだ。
「インデアン」「上等カレー」のような大阪のカレーほど、一口目の甘さとその後の辛さという差は無いが、それでもしっかりとしたスパイスが味わえるのがC&Cの特徴だと言えよう。
そして、ここ新宿本店は平日は朝6時45分からオープンしており、「朝カレー」をスピーディにキメていくサラリーマン達が多くいるのだという。
とにかくスピード、そして安さ。そして28種類のスパイスの美味さ。それが50年も愛され続けるカレー店の秘密なのだろう。