東京の都心で食べる、素朴な讃岐うどん
素朴で本格的な讃岐うどんが楽しめるお店として、都内を中心に展開する「野らぼー」。
その本店は、東京都の神田にある1号店、「錦町本店」だ。
都営新宿線 小川町駅を降りて少し歩いたところにある、入り口が階段になっているお店が野らぼーの錦町本店だ。
入り口には、メニューの立て看板がある。
入り口の細い階段を降りていくと、野らぼー 錦町本店の店内だ。
この空間で、こだわりのうどんが作られる
店内フロアはこじんまりとしているが、大きな囲いテーブルがあったり、装飾にも雰囲気がある。
野らぼーは、2000年に創業した讃岐うどん専門店で、夜は居酒屋としても営業を行う形態のお店だ。
「野らぼー」とは讃岐方言の「野良くらぼー」の略で、野良仕事もしない怠け者という意味だ。
野らぼーのうどんは讃岐うどんだが、讃岐の中でも善通寺のスタイルを頑なに守り続けている。
多くの食材を香川県から取り寄せることで、本場と同じ味を楽しめようなこだわりがなされている。
セントラルキッチンは持たず、全て各店で毎日製麺しているのだという。
2020年現在は、豊田産業株式会社により、FC本部である善通寺フーズとフランチャイズ契約を締結した上で店舗運営がなされており、東京を中心に、全国に8店舗で展開されている。
メニューはまさに讃岐うどん専門店らしく、シンプルだ。
都心にあって、低価格で讃岐うどんが楽しめるラインナップになっている。
また、トッピングの種類も充実している。
「かけ 冷やあつ」をオーダー!
麺が冷たく、だしは熱い。それがひやあつだ。
さらに、ゆかいな麺々と書かれたページにも様々なラインナップが用意されている。
こちらは居酒屋営業時のメニューボード。日本酒や一品物と一緒に、うどんもオーダーすることができる。
テーブルには塩、うどん用の生醤油、一味、醤油などがスタンバイしている。
麺のコシは抜群!これぞ讃岐うどん
しばらくして運ばれてきた「かけ 冷やあつ」並と、たまご天!
透き通るような出汁は、いりこ(煮干し)・昆布・鰹の合わせ出汁だという。
そしてトッピングされたちくわがアクセントだ。
四角く、コシと弾力のある麺は、まさに讃岐うどんそのもの。
こだわって作られた讃岐うどんの味わいと歯ごたえを、存分に楽しめる。
たまご天は中の黄身が良い感じに半生で、ここにうどん用の生醤油をかけて食べるのが好みの食べ方だ。
まさに、うどんの力を感じることのできる味であった。
東京から遠く離れた香川県の食文化をそのまま持ってきて、都会の舌の肥えたグルメな人達に楽しんでもらう。
野らぼーには、そんな心意気があった。