つけめんブームの火付け役!TETSUの1号店
つけめんの歴史は、つけ麺の考案者である山岸一雄氏が創業した池袋の大勝軒にはじまる。
そして今、確固たる地位を確立したつけめん。
そのブームの立役者として知られる、「つけめんTETSU」。
1号店は、東京都文京区にある千駄木本店だ。
お店はJR西日暮里駅から徒歩10分。
シンプルな看板が目印だ。
ここがつけめんTETSUの1号店、千駄木本店である。
大きなポスターが貼られている。
千駄木本店限定メニューもあるという。
入口横には食券機が設置されている。
ここで食券を買い、入店するスタイルだ。
今回は最もベーシックな「つけめん」をオーダー!
TETSU、哲、102と多様なブランド
つけめんTETSUは、創業者である小宮一哲氏によって2005年に創業し、1号店である千駄木本店をオープンさせた。
2000年に入った頃は、まだラーメンのいちジャンルと思われていたつけ麺が徐々にブームとなり、数多くの店がオープンした時代。
そんな時に新規オープンしたつけめんTETSUは「スープが熱いこと」にこだわり、熱された焼き石をスープに入れるというスタイルを考案。これが受けて、お店はヒット。
それ以降、首都圏を中心に出店を続けている。
創業者である小宮一哲氏は事業を売却し、現在は株式会社YUNARIによって運営されている。
つけめんTETSUには、味やスタイルの違いによって「つけめん哲」「つけめん102」といったバリエーションのブランドを持っている。
また、中華そば専門店の「きみはん」というブランドもある。
2021年7月現在では、首都圏を中心に24店舗で運営されている。
「哲」の文字のある暖簾。
創業者である小宮一哲氏の名前から取られている。
店内はカウンター席のみの、コンパクトな構成だ。
つけめんを基本として、様々なトッピングが楽しめるつけめんTETSUのメニューラインナップ。
中華そばもある。
また、釜焼きチャーシュー丼というご飯ものもある。
コシのある太麺に、魚介系を感じる濃厚なスープが絡む!
意外と早く提供された、ノーマルの「つけめん」!
麺の量も普通盛りだ。
とにかく濃厚そうなスープが気になる。
鶏ガラと豚骨、そして鰹・鯖といった魚介系の出汁をミックスさせた、つけめんTETSUこだわりのスープだ。
麺の方には、チャーシュー、なると、メンマ、海苔がトッピングされている。
ノーマルのつけめんでも十分楽しめそうな具材構成だ。
麺は冷やされた極太ストレート麺。
つけ麺にはやはり極太麺がマッチする。
スープにつけて食べると、スープの成分が麺によく絡む。
スープは複雑な構成の出汁だが、やはり魚介系の味が最初に飛び込んでくる。
鶏ガラ・豚骨の味はうっすらとボトムを支えているような感じだ。
チャーシューは柔らかく、スープの中でホロホロと崩れていく。
味変がしたければ、「揚げ葱」「柚子八味」「胡椒」「酢」がテーブルに用意されている。
特に酢による味変はガラリと変わるのでおすすめだ。
こちらは揚げ葱。
カリっと揚げられた玉ねぎで、食感に面白さをプラスしてくれる。
スープが冷めてきたら、焼き石をオーダーしよう。
並サイズだと冷める前に食べきれるので、今回は必要なかった。
食べ終わったらステンレスのボトルに入った割りスープを注ぐ。
この割りスープは鰹出汁が効かされているという。
良い感じの濃さの所でストップし、スープをおいしくいただける。
つけめんTETSUの1号店、千駄木本店。
東京発のつけめんチェーン店として、一世を風靡した店だ。
カウンターだけの空間で頂く濃厚なつけ麺を食べていると、ラーメンから発展し、ますます磨かれていくつけ麺技術の進化を感じずにはいられなかった。