「0号店」と名付けられたお店
1号店より前の店がある。それは0号店…
狐につままれたような話だが、それは実在する。
1号店より前、つまりパイロット店舗。つまり、本格展開をする前の実験店舗のことを指す。
「プロント」の0号店は、新宿駅西口にある「新宿西口店」だ。
昼はカフェ、夜はバー、というハイブリッド型ブランドで展開するプロント。
今の太陽と月のマークは、2001年の「プロントルネッサンス」と呼ばれるブランド再構築によりデザインされたものだという。昼も夜もそれぞれの楽しみ方が出来ますよ、という意味だという。
さらに言えば、プロントはUCC上島珈琲とサントリーの共同出資による会社「プロントコーポレーション」により運営されている。昼はUCC、夜はサントリーという、それぞれの持ち味を活かした店舗というわけだ。
新宿西口のあるプロント0号店は、他のプロントとはかなり赴きが異なる。看板のデザインも全く違う。
0号店らしい店内が今も
入り口入ってすぐの所にあるこの写真は、プロント0号店がオープンした時のものだという。つまりこの看板はオープン時のもののデザインをキープしたものなのだ。
プロント0号店は1988年となる。
その後正式に、銀座にて1号店をオープンさせた。
先述の通りあまりにも実験的ん店舗であったため、この0号店で様子を見たのだろう。
無く子も黙る狭小店舗に1号店トラベラーの血が騒ぐ。
カウンターと壁にある小さなテーブルのみの細長い店舗だ。これほど狭いプロントも珍しい。
0号店のカウンター。カフェのメニューがある。
と思ったら、横にはビールサーバーが。これぞプロントだ。
アルコールのメニューもある。
角ハイボール推しだったりして、大人な雰囲気である。
プロント0号店で最もポイントが高いのはこのコースター。ここだけの限定コースターだ。
この店だけの限定ハイボールを飲んでみよう
新宿西口ハイボールが復刻したというのでオーダーした。
強めの炭酸と、酸味の効いたフルーティな味。
昼はカフェ、夜はバー、というのがプロントだが、ここで昼から酒飲むと幸福感に浸れるので良い。
(限定メニューにつきラインナップしていない場合があります)ょ
新宿駅近くで、昼から飲む。
オシャレなイメージのプロントだが、この0号店はハードボイルド「男のための店」だった。
異質な空間に満足して、ホロ酔いになって店を出た。