アメリカ指向のファミレスとして誕生
ファミレスチェーン「ジョナサン」。
その第1号店は、東京の練馬にある「練馬高松店」だ。
大江戸線の光が丘駅から徒歩数分、交通量の多い笹目通り沿いにジョナサン1号店である「練馬高松店」はある。
ジョナサンは1980年、アメリカのサンボ社と提携し、日本に無い新しいタイプのコーヒーショップスタイルのレストランとして「ハンバーガー、ワッフル、コーヒー」を中心としたメニュー構成にてこの地に開業した。
サンボ社との提携で新会社「サンボ・ジャパン」を立ち上げるが、ジョナサン1号店のオープン直前になってサンボ社は倒産。
急遽、独自路線で進めることになった。
それが「ジョナサン」である。
しかし、時期尚早だったのかあまり受け入れらなかったようで、その後は起動修正をし、少しずつ日本人の好みを取り入れていく試行錯誤を続けて今に至っている。
どこかアメリカを感じさせてくれる雰囲気
落ち着いた雰囲気の内装が、高級感を感じさせる。
ドリンクバーは、基本的にはすかいらーくグループであるガストと共通であるが、+αでちょっとした拘りのあるメニューが用意されている。
特に、ティーの種類の多さは目を見張るものがある。拘りを見せる人に応えている。ドリンクバーの価格もガストより割高であるが、それだけ重厚な内容となっている。
「オニオングラタンスープ」
これがジョナサン1号店のオニオングラタンスープでだ。
ジョナサンも他のすかいらーく系レストランと同様、セントラルキッチンシステムであるが、今は一時期のように冷凍食品の割合は高くなく、最低限の下ごしらえのみであり、ほとんどが店で手作りされているという。
アメリカに習い、日本のファミレスの王道を行く「ジョナサン」。当時の姿を偲ばせる1号店は健在であった・