カリスマ的に人気を誇るラーメン店「二郎」の本店、それは聖地
全国に熱狂的ファンを持つラーメンチェーン店のひとつ、「ラーメン二郎」。その本店は、東京の三田にある「三田本店」だ。
山手線の田町駅から徒歩10分ほど、慶應義塾大学のすぐそばにあるここが、ラーメン二郎の本店だ。
三田本店はこの細いビルの1階にある、数人で満員になる店舗である。週末などは数十人が列をなすという。
食券販売機に貼られた「社訓」とは
入り口には食券販売機がある。
この食券販売機には、「三田本店 社訓」が貼られている。
2.世のため人のため社会のため
3.Love & Peace & Togetherness
4.ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
5.味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の乱れ
6.ニンニク入れますか?
ジロリアンと言われるラーメン二郎のファンなら、空で暗記しているのでは?と思えるほど、スケールが大きく存在感のある社訓である。
また、創業者達のミニフィギュアも飾られている。
圧巻なのはこの壁で、慶応大学から送られた数々のフラッグが飾られている。古くは80年台のものから、つい最近のものまである。古いものであっても、現在も三田本店の店長である山田拓美氏の名前が入っており、この店の長い歴史を感じさせられる。
二郎のラーメンのジャンルはまさに「二郎」というジャンル
スープが煮込まれている寸胴。
最もベーシックなメニュー、「ラーメン」の小だ。
小とはいえ、普通のラーメン店の特盛くらいの大きさがある。また、ラーメン二郎はカスタマイズも人気であり、多くのお客さんが「野菜マシ」や「カラメ」などのマイ・カスタマイズでオーダーしているが、これは完全なノーマル。
それでいてこのチャーシューとモヤシの量、これがラーメン二郎の特徴だ。
麺は太く、食べごたえがある。沖縄そばと讃岐うどんの間くらいの感覚だろうか。
店を出ると、店の前にある健康系烏龍茶オンリーの自販機がオチとして待ち構えている。
多くの「信者」を持ち、「聖地巡礼」とまで言われるラーメン二郎の三田本店。
まさに「本店」の持つカリスマ性や歴史が存分に味わえる店舗である。