れんげ食堂Toshu 1号店 烏山南口店

「東秀」の新コンセプトは、「The 3rd place」

中華東秀といえば、全国的にはオリジン弁当の東秀として知られているだろう。
その名の通り、元々は中華料理店として東京都世田谷区の千歳船橋で創業したのが中華東秀だ。
そして2017年。中華東秀のコンセプトをアップデートし、第三の居場所「The 3rd place」というキーワードを掲げて作られた新ブランドがここ「れんげ食堂Toshu」
その1号店は、東京都世田谷区にある烏山南口店だ。

店名、ロゴ、デザイン、全てがアップデートされた新しい東秀。
それがれんげ食堂Toshuだ。

チャーハンと餃子、ラーメンという日本向けの中華料理を提供してきた東秀。
れんげがデザインされたロゴから、その気概が感じられる。

いわゆる町中華にありそうな、なじみ深いラインナップだ。

それでは入店してみよう。

カフェのような店内で食べるおなじみの味

れんげ食堂Toshuは、中華東秀の新ブランドとして2017年、東京都世田谷区の千歳烏山にて1号店を設けた。

その元となっている中華東秀は、1966年に東京都世田谷区の千歳船橋で創業した中華料理店である。
最盛期には東京を中心に50店舗もの店舗数を誇った。

1982年に「マミー弁当」というブランド名で始まった弁当事業は、1994年、神奈川県川崎市高津区に「オリジン弁当」として新ブランドの展開開始。セルフでおかずがチョイスできることが人気を呼び、人気弁当チェーン店となった。
2004年にはオリジン弁当は500店舗にも達し、2006年にはイオンの子会社となった。

その間、ルーツである中華東秀は大きな展開を見せないままだったが、2017年になって新ブランド「れんげ食堂Toshu」が発表され、1号店である烏山南口店がオープンした。

れんげ食堂Toshuは、「美味しい料理とサービスを居心地の良い空間でゆっくりと。家族でも一人でも、食事もお酒も楽しめる町の食堂」というコンセプトで、「The 3rd place」というキーワードを掲げた。

The 3rd placeとは、アメリカの社会学者であるレイ・オルデンバーグの著書「ザ・グレート・グッド・プレイス」にて、「ファースト・プレイスはその人が自宅で生活を営む場所、セカンド・プレイスは職場で、おそらくその人が最も長く時間を過ごす場所、そしてサード・プレイスはコミュニティライフのアンカーともなるべきところで、より創造的な交流が生まれる場所である」と定義づけたものである。

2023年5月現在、れんげ食堂Toshuは東京と神奈川を中心に57店舗。それらは中華東秀からのリニューアルで、中華東秀の店舗は西東京に1店舗を残すのみとなっている。

カフェのような内装の店内。中華東秀からは大きくイメチェンを果たした。

れんげ食堂Toshuのテーブル。

各テーブルにはタッチパネルが設置されている。

そしてグランドメニューの表もある。

「チャーハンと餃子の東秀」とある通り、中華東秀の時代からチャーハン、餃子に定評があった同店。
それらのセットメニューが記載されている。

チャーハンは具材が20%増量したという。
横には中華東秀1号店の千歳船橋店の写真が掲載されている。

こちらは単品メニューのページ。
いわゆる日本の中華料理店らしいラインナップだ。

単品メニューはこちらにも。

一番人気はチャーハン・半ラーメン・餃子がセットになった東秀セットだ。

オーダーはタッチパネルから行う。

やはりここはチャーハンをオーダーしたい。

そして麻婆ドーファーとしては、自家製辣油の麻婆豆腐も忘れずに。

餃子6個もオーダー!

生ビールやハイボールが安いが、今回はパス!

この物価高の時代に、コスパランチなる高コスパなセットが用意されている。

これぞオーソドックスな日本の中華料理!

運ばれてきたのは、チャーハンとスープから。

チャーハンはなかなかのボリュームがあって、少し予想外だ。

Toshuを代表するメニューだけあって、その味わいは上々。
優しい味付けが、れんげを次へ次へと進めてくれるようだ。

スープはシンプルなわかめスープ。

皿にもれんげ食堂Toshuのれんげのロゴが入れられている。

そして自家製辣油の麻婆豆腐も!

町中華や、日本人向けの中華料理チェーン店で出てくるような麻婆豆腐からは、かなり四川風に近づいた自家製辣油の麻婆豆腐
辣油がたくさん使われている様子が分かるが、辛さはほとんどなく、マイルドで食べやすい。
こちらもなかなかボリューミーだ。

そして餃子

しっかりとした皮で、餡は玉葱がたくさん使われている感じ。
旨みがギュッと詰まった様子がたまらない!

餃子のタレと辣油は1:1で食べるのが私のスタイル。
おかしい?

なかなかのボリューム感で、満腹になって店を出た。

おしゃれになった店内で、これまでの中華東秀と変わらないリーズナブルな価格で、ほっと落ち着く「いつもの味」が楽しめる。
そんなれんげ食堂Toshu。新しい時代のThe 3rd placeとして、広く愛されていく予感がする。

れんげ食堂Toshu 1号店 烏山南口店の地図

 

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