東の崎陽軒、西の551…と誰が言ったか言わぬか、関西を代表する「豚まん」と言えば、551蓬莱。
関西人であれば「551がある時!ない時!」のCMでおなじみだろう。
その本店は、大阪・難波にある。
心斎橋から難波に通じる戎橋商店街の中に、ひときわ目立つこの店舗こそ、551蓬莱の本店だ。
1階ではテイクアウトに、豚まんとアイスキャンデーが販売されており、長い行列を作っている。
551蓬莱のアイスキャンデー。結構硬いので詰め物をしてる人は注意だ。
551蓬莱はテイクアウト店が中心だが、創業の地である551蓬莱 戎橋本店では、2階と3階はレストランになっている。
広東料理 551蓬莱 と銘打たれたディスプレイ。
代表的な広東料理が並ぶ。もちろん、豚まんもある。
階段を上り、レストラン入り口には七福神の布袋尊が。縁起が良さそうである。
台北駐大阪経済文化弁事処から、創業70年のお祝いの品もディスプレイされている。
551蓬莱の豚まんと共通する、柔らかくてジューシー、そしてボリューム感のある肉が特徴だ。
シュウマイといえば横浜の崎陽軒のシウマイも有名だが、ソリッドでハードな崎陽軒とはまた対極にあると言える。
関西を代表する「豚まん」のお店となった551蓬莱だが、そのルーツは面白いことに、隣接する「蓬莱本館」にある。
こちら「蓬莱本館」には、「創業1945年 蓬莱発祥の店」とある。
1945年に難波新地4番丁に「蓬莱」として創業した後、創業者の3人は1964年にそれぞれの道を歩むことになる。それが「株式会社 蓬莱」(551蓬莱)、「蓬莱本館」「蓬莱別館」だ。
「551」とは、当時の電話番号の数字でもあり、そして「ココがイチばん!」という語呂合わせでもあるのだという。
隣接する「蓬莱本館」はルーツである「蓬莱」創業の地として、今も営業を続けている。
ネットでの通信販売でも人気がある。
こちらでも1階は豚まんのテイクアウト、2階はレストランとなっている。
豚まんも「551蓬莱」とは別物なので、食べ比べも楽しいだろう。
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