高槻生まれのセルフ蕎麦!
丸亀製麺やはなまるうどんのような讃岐うどんには、セルフうどんというスタイルがある。
カウンターに並んで注文して、天ぷら類は自分で皿に取るというものだ。
そば太鼓亭はセルフうどんのようなスタイルで楽しむ、セルフそばスタイルのそばチェーン店だ。
そば太鼓亭の1号店は大阪府高槻市にある高槻城東店である。
阪急高槻市駅から国道170号をしばらく南に歩いて行くと、道路沿いに見えるそば太鼓亭。
ここが1号店だ。
「生蕎麦セルフ」とあるように、セルフスタイルの蕎麦チェーンだ。
様々なそばがラインナップ。
大きく「肉もりそば」とあるように、ここは肉もりそば推しのようだ。
一体、どんなお店だろうか?
うどんのようにそばをオーダーする
そば太鼓亭は、株式会社太鼓亭によって2013年にこの地でオープンしたそばのチェーン店だ。
株式会社太鼓亭といえば、関西を中心に「太鼓亭」や「金比羅製麺」を展開しており、ここは当初、2007年にオープンした金比羅製麺の1号店でもあった。
金比羅製麺からリフォームを経て、当時の新業態であったそば太鼓亭になったのが2013年ということになる。
2020年9月現在、そば太鼓亭は大阪と兵庫を中心に9店舗で運営されている。
入店すると、すぐに厨房が目に入る。
手際よくそばが作られていて、見ていて飽きない。
そばを茹でているセクション。
そば太鼓亭のグランドメニュー。ここから食べたいものをオーダーする。
今回はそば太鼓亭の推しの一品「肉もりそば」をオーダー!
肉もりそばのトッピングを載せている様子。
このように、目の前で調理してくれる。
串つきこんにゃくなどのおでん系のものも販売されている。
セルフうどん店と同様に、天ぷらもセルフだ。
わさび、白ごま、生姜、そば湯用とっくりなどが置かれている。
とっくりに入れるそば湯はこのサーバーを使って注ぐ。
テイクアウト用の生うどんなども販売されている。
カウンターの上にはそば太鼓亭の看板が目に入る。
そしてキャッチコピーは「本格蕎麦を日常に」だ。
こちらの写真は太鼓亭の過去の店舗の写真だろうか。
右上にある「与作うどん」の店舗が気になるところだ。
肉を盛ること、それは快楽を盛ること!
これが今回のオーダーの「肉もりそば」!
並サイズだがボリューミーに見える。
その名の通り、そばの上に牛肉がトッピングされている!
その上にはたっぷりのネギ、そして青のりで、山のような形になっている。
こちらはめんつゆ。
特徴は、めんつゆに少しラー油を垂らしてくれるところ。
これにより、ピリ辛味になっている。
そしてデフォルトで生卵も付いてくる。
この生卵をどのタイミングでめんつゆに割って味変させるか?が、個性が出そうな部分だ。
そばは風味豊かで、さすがそば専門店という品質だ。
肉もりうどんはそばの風味を活かしたまま肉と共に楽しめる。
卵で味変させた様子がこちら。
生卵のマイルドさとラー油のピリ辛さ、そこに牛肉の味が良い具合に絡んでくる。
これはたまらない!
この味付けを考えた人はすごい。
確かに牛肉、そしてそばの組み合わせでないと、成立しないのだ。
こんにゃくはこのように味噌をのせて食べる。
ちょっとしたおかずにぴったりだ。
それにしても推しの「肉もりそば」。
推されるだけの理由がはっきりと分かった。
あまり他で食べたことのないタイプの味で、まさにそば太鼓亭のオリジナリティ。
関西のそばシーンは個性豊かな店が多いな、と感じさせられた本店巡礼であった。