ファストでカジュアルな天ぷらチェーン店
関西を中心に展開する天丼と天ぷらのチェーン店「さん天」。
1号店は、大阪にある「あべの万代店」だ。
あべの筋沿い、帝塚山エリアにある「あべの万代店」が、さん天の1号店だ。
コンパクトな店舗に「天丼 390円」と書かれた外壁が、なかなかのインパクトだ。
天丼・天ぷら本舗 さん天は、和食さとを運営するSRSホールディングス株式会社によって運営されている天丼と天ぷら専門のチェーン店だ。
天丼・天ぷらのファストカジュアル店として、1号店であるあべの万代店は2012年に創業した。
さん天の名前の由来は、和食さとの「さ=3」「と=10」から「3 10=さんてん」となり、そこに天ぷらの天を掛けたものだ。
和食さとが培ってきたノウハウを集結させ、天丼が300円台という低価格を実現した。
2020年現在、大阪を中心とした関西と埼玉に43店舗で運営されている。
きめ細かいカスタマイズが可能な食券マシーン
店舗の入口にはタッチパネル式の食券機が設置されている。
全部乗せの「グランドスラム天丼」をオーダー!
なんせグランドスラム、それは主要大会の優勝を独占するという意味だ。
天丼界におけるグランドスラムは、海老、とり天、玉子、チーズ、ちくわ、野菜4種、どれをとっても優勝という意味に違いない。
そばやうどんなどを付けるのかと、その際のごはんの量を、それぞれ選ぶことができる。
店内はカウンター席が中心の構成となっており、まさにファストカジュアル形式だ。
テーブルの上には各種の調味料がスタンバイしている。
さん天オリジナルのふりかけ、イチビキ製の生国産醤油、さん天オリジナルの天丼たれ、天塩の焼き塩、七味、そして柴漬けだ。
ちなみにこのキャラクターはコロモンという名前で、天ぷらの妖精とのことだ。
天丼・天ぷらの他に唐揚げや麺類、天ぷら定食も
テーブルに用意されたグランドメニュー。
最もリーズナブルな39(サンキュー)天丼から、さまざまなバリエーションの天丼がラインナップしている。
また、唐揚げもある。
天ぷらは単品でもオーダー可能だ。
天丼だけではなく、天ぷら定食もラインナップしている。
テイクアウトも可能だ。
特大の全部載せを食べてみる!
そして運ばれてきた「グランドスラム天丼」!
で、でかい!
器からはみ出るボリュームの具材の数々に圧倒される。
まさにグランドスラムだ。
カラッと揚げられた天ぷらの気持ちよさに、和食さとの粋を結集させたような味わいの少し甘口のタレが絶妙にマッチしている。
ここに柴漬けをアクセントとして少し加えると、味にバリエーションが広がる。
リーズナブルな価格で十分なクオリティを感じる天丼。
和食さとで培った長年の経験や資源を感じられるものであった。