回転寿司の歴史とともにある平禄寿司
東北を中心とした回転寿司チェーンとして展開する「仙台平禄」。
その本店は、仙台市若林区にある「仙台本店」だ。
仙台平禄は仙台市内を中心に、東北と関東、そしてタイに、2017年3月現在59店舗を展開する回転寿司チェーンである。
運営会社は株式会社焼肉坂井ホールディングスだ。
ここ「仙台本店」は旧「六丁目店」という店名だったが、本店という存在を設けるために後年になって「仙台本店」に名称変更された本店である。
「仙台本店」は、地下鉄東西線の卸町駅から徒歩10分、もしくは国道4号線の六丁目交差点にある。
東北における回転寿司のパイオニア
「日本の回転寿司の歴史 それが平禄」とあるように、歴史ある回転寿司店である。
その歴史は1967年、東日本初の回転寿司として「元禄寿司」を、仙台市内の大町駅付近にあった「大町店」をオープンしたところから始まる。
そう、この元禄寿司とは、1958年に大阪にて日本初の回転寿司として創業した元禄寿司の関東初のフランチャイズ店であった。
その後、商標や営業契約が切れる1996年になって「平禄寿司」へと名前を変更した。
当時、回転寿司の名称や開店するレーンの特許などは元禄寿司が所持しており、日本に存在していた回転寿司店のほとんどは元禄寿司という名前であった。その頃の店舗をルーツとする回転寿司チェーンは実に多い。
ちなみにこの看板では「創業41年」とあるが、1967年創業なので2017年の現在は創業50年である。経過年数を書いてしまうとこういうことに…
本店ならではの広い店内
入り口には巨大マグロが展示されている。
仙台平禄 仙台本店の店内は広くて明るい。
大漁旗が大胆に飾られている。
レジカウンターの上には寿司時計があり、寿司時間を刻んでいる。
仙台平禄のレギュラーメニュー。
タブレットで注文することもできる。
仙台平禄のオリジナル湯飲みとオリジナルお手ふきで、寿司気分が盛り上がる。
お値打ち価格で本格的なネタが楽しめる
仙台平禄 仙台本店の「まぐろ大トロ」。
一貫だが一皿290円というお値打ち価格の大トロだ。
仙台らしいといえばこれ、「牛タン寿司」。
肉厚でジューシーな牛タンを贅沢に奢ったもので、さすが仙台といったものである。
レジには、平禄寿司オリジナルの「寿司あめ」が販売されていた。
「元禄寿司」時代から50年以上の歴史のある回転寿司チェーン、「平禄寿司」。
現在は数多くの回転寿司チェーンがしのぎを削る群雄割拠の時代だが、東日本初の回転寿司チェーンとして、その歴史をさらに紡いでいくだろう。