仙台で「そばかん」と言えば
ちょっと小腹が空いたけど、あまり時間もない。そんな時にサクっと立ち寄りたいのは立ち食いそば。
どんな街にもその街ならではの立ち食いそば屋さんがある。
「そばの神田」は仙台で展開する、50年以上の歴史のある老舗のそば屋チェーンだ。
仙台市民からは、昔から「そばかん」の相性で親しまれている「そばの神田」。
その本店は、仙台市の青葉区一番町の商店街にある。
2017年3月現在、仙台市内に5店舗を展開している。
「神田」のワケ
そもそも、なぜ「そばの神田」と言うのだろうか?
そばの神田は、1965年に東京の早稲田とお茶の水で創業している。
その後、1969年に「かんだ商事有限会社」を設立し、仙台に出店。それがここ、東一屋 本店である。
現在は東京には店舗はない。
「かんだ商事有限会社」の創業者の名前も「神田」ではなく、創業の地である早稲田とお茶の水に流れる神田川から、「そばの神田」となったようだ。
手頃でシンプルなそば屋さん
そばの神田 東一屋 本店のカウンター。
店内に掲げられているメニュー。300円~400円がボリュームゾーンだ。
注文は食券を買うところから。
天ぷらをトッピングできる。
テーブルにはあげ玉、そば湯、七味、一味が用意されている。
そばの神田は鹿児島の枕崎産の鰹節を使用しているのだという。
枕崎産の鰹節の出汁を味わえる、ベーシックなそば
そばの神田 東一屋 本店の「かけそば」。
最もベーシックなメニューである。
まず、枕崎産の鰹節が醸し出す鰹だしの香りがとても気持ち良い。
東京のそばのつゆは濃い所が多いが、そばの神田のつゆは濃すぎず、鰹だしがほどよく効いている。
そしてそばもしっかりとした歯ごたえとそばの香りが楽しめた。
仙台で50年の歴史を持つ「そばかん」。
親の代から今に至るまで、仙台における立ち食いそばのスタンダードであることは間違い無さそうだ。