三陸をルーツとする寿司店
仙台を中心に東京や静岡にも店舗展開をする、回転寿司と対面寿司のチェーン店「うまい鮨勘」。
その総本店は、仙台市内の国分町通りにある。
鮨勘=すしカントリー!?
うまい鮨勘は、宮城県・石巻市で創業した「すしカントリー」をルーツとするチェーン店で、現在は株式会社アミノにより、2017年3月現在国内に24店舗、海外に2店舗を展開している。
株式会社アミノは、1997年に合名会社鮨勘フーズとして創立し、同年にうまい鮨勘の1号店として「国見ヶ丘支店」をオープンさせている。こちらは現在も営業している。
「うまい鮨勘」という名前は、「すしカントリー」が仙台で出店する際に「うまい鮨勘」という名前を使い始めたもので、「すしカントリー」略して「すしカン」であることから、漢字を当てて「鮨勘」、というものだ。
「うまい鮨勘」の形態としては回転寿司と対面寿司(江戸前寿司)の二つが混在している。
総本店は回転寿司ではない
このうまい鮨勘 総本店は、2016年7月に新たにオープンした新しいお店で、うまい鮨勘が総力を挙げて「真心のおもてなし」を提供することを掲げているという。
うまい鮨勘 総本店のメニュー。回転寿司ではなく、対面形式の寿司店だ。
それにしては、なかなかリーズナブルな価格ではないだろうか。
うまい鮨勘 総本店の1階カウンター。
他にも1階テーブル席、そして2階にもカウンターとテーブル席がある。
非常に清潔感のある空間だ。
うまい鮨勘 総本店のカウンターに座る。期待が高まる瞬間だ。
手頃な価格のメニュー
うまい鮨勘 総本店のおすすめメニュー。総じてリーズナブルである。
対面形式の寿司店は価格を掲げていないところも多く、「一体いくらになるのだろう?」とヒヤヒヤしながら食べる所も多いが、うまい鮨勘 総本店は全ての寿司に価格が記載されている。
新鮮でうま味たっぷりの味わい
「大とろ」「中とろ」「赤身」の3貫セットの、「まぐろ三昧」をオーダーしよう。
これがうまい鮨勘 総本店の「まぐろ三昧」だ。
「大とろ」「中とろ」「赤身」、見た目に大きな差があり、分かりやすい。そして味もそれぞれかなり異なる。さわやかな赤身と、コッテリな大とろ。そしてその中間の中とろである。
新鮮でうま味たっぷりのマグロの握りたての寿司がこの価格で味わえるとは、衝撃である。
大とろは口の中でとろけ、中とろはマグロの旨みを存分に味わえ、赤身はサクサクとしたあっさり味の食感が味わえた。
こちらは「鰹」と「とろサーモン」。
仙台の繁華街のど真ん中にあり、この低価格でありつつ、この味、そしておもてなし感のあったうまい鮨勘 総本店。
江戸前寿司はなかなか敷居が高くて…と思ってる人には、是非とも体験して欲しいお店である。