仙台で、大盛りの飯を食べたくなったらここ
生れた時からどんぶりめしというキャッチコピーで知られ、安いけど満腹になれる大衆食堂。仙台を中心に全国で展開する「大衆食堂 半田屋」。
旧ブランド「めしのはんだや」の創業から半世紀以上経過して、現在のブランドとなっている大衆食堂 半田屋の1号店は、仙台市にある「中田店」だ。
JR東北本線 / 仙台空港アクセス線の南仙台駅から徒歩10分。
国道4号線沿いにある大衆食堂 半田屋が、1号店である中田店だ。
大衆食堂 半田屋は、そのルーツを仙台駅前のじゃんじゃん横丁にて1958年に創業した「めしのはんだや」に持つ。
創業当時から安価でボリュームがあること、使っている米は仙台産のササニシキ100%であることを掲げた同店は人気となり、やがて仙台市内を中心にチェーン展開を行っていった。
このめしのはんだや1号店は「駅前店」の名で営業を行っていたが、再開発のために2008年に閉店した。
大衆食堂 半田屋はめしのはんだやの新形態として、より幅広い層に対応できるようなメニューの拡充や入りやすい店舗内装デザインなどを行い、1999年にこの中田店を1号店としてスタートしたブランドだ。
その後、全てのめしのはんだやを大衆食堂 半田屋に転換させ、2020年1月現在では
株式会社 半田屋によって、東北を中心に25店舗で運営されている。
半田屋 中田店の店内は明るく広い。
テーブル席よりもカウンター席の方が充実している印象だ。
店内に貼られた半田屋おなじみのキャッチコピー「生れた時からどんぶりめし」のポスターに、大盛りへの挑戦心がかき立てられる。
というメッセージを、しっかりと受け取る。
入り口にあるメニューサンプル。
全てのメニューが激安なのをご確認頂けるはずだ。
全てが激安の世界!食べたいおかずをセルフで取る
入店すると、このように棚に様々な食材や飲料が置かれている。
ここから食べたいものをセルフで取っていくのだ。
ごまごぼうサラダ、コーンサラダ、海藻サラダ、全て126円だ。安い!
おかず系もたくさんラインナップされている。
厚焼き玉子が110円!
麻婆豆腐に至っては126円の衝撃価格だ。
おそらく全国で最も安い麻婆豆腐ではないだろうか。
から揚げ、さばの竜田揚げなどもラインナップ。
ささみチーズフライやメンチカツのような揚げ物もスタンバイ。
めしをはじめとして、カレーやラーメン、蕎麦、うどんなどもある。
こちらは注文したら運ばれてくるものだ。
注目はめしの大きさ表記で、ちょい盛・ミニ・並・小・中の段階が用意されているが、この中ではミニが普通の定食屋では少し大盛りくらいの大きさだ。
つまり全体的に量の感覚が大盛り寄りとなっているので、「たくさん食べるからな~」と調子に乗って中のサイズをオーダーすると、とんでもない量のご飯が盛られるので注意が必要である。
大のサイズが無いのはそれを受け止めるだけの器、そして完食できる人間がいないのかもしれない。
お手拭き、割り箸袋、スプーン袋は半田屋のシグネチャーモデルだ。
レンジでチンしてフィニッシュ!
お会計を済ませたおかず一式。
セルフの単品おかずは作り置きなので、ラップがかけられている。
これを、電子レンジでチンすると…
温かくなって美味しくなるのだ。
そんな冗談はともかく、おかずもご飯もとてもクオリティが高い。
ご飯はさすがササニシキ100%といった味わいで、ついついたくさん食べてしまいそうになる。
調味料やドレッシングなども用意されているので、好きな味にカスタマイズしよう。
半田屋の麻婆豆腐。
まさか126円だとは思えないクオリティに悶絶する。
こちらは厚焼き玉子。
すばらしいフカフカ具合だ。
ガッツリと具材が入った豚汁も嬉しい。
リーズナブルな価格でお腹いっぱいになれる店、半田屋。
仙台に生まれた半世紀前から現在に至るまで、多くの人を手頃な価格で満腹にしてきた。
仙台に寄ったとき、ついつい立ち寄りたくなってしまう。
半田屋は、そんな普遍的な魅力を放っている。