東北のスタンダードな和食レストラン
仙台市内を中心に、東北6県と北関東に展開する和風レストランチェーン「まるまつ」。
その1号店は、宮城県仙台市太白区にある西多賀店である。
まるまつは、株式会社カルラにより東北を中心とした全国で99店舗を展開する和風レストランチェーンである。
そば屋から始まったまるまつの歴史
そのルーツは、株式会社カルラの現会長、井上修一氏の祖父・政人氏が1910年に仙台で創業したそば屋「丸松そば店」に遡る。
店の隣にあった銭湯の2階の丸窓から店のほうを眺めると、松の木が見えたので「丸松そば店」と名付けたのだという。
その後、仙台大火で焼失したり、仙台空襲で再び焼失するなど、幾多の困難を乗り越え、井上修一氏は1972年には有限会社丸松を設立し、仙台でそば屋のチェーン展開を開始。
1982年には、これまでのノウハウを活かし、和風ファミリーレストラン「まるまつ」を開業させた。
それがこの西多賀店である。
西多賀店は国道266号線沿いのロードサイド店舗だ。電車で行くには富沢駅から徒歩15分といったところである。
レストランらしい開放的な雰囲気
中は和風の雰囲気を持ち、かなり広くてゆとりのある造りである。
和風レストランらしく、座敷席もある。
広めの個室も用意されているので、大勢のグループで行ってもまとまって座れそうだ。
レストランらしくドリンクバーも設置されている。
まるまつのメニュー。およそ全ての定食の種類が取りそろっている。仙台らしく牛タン定食もラインナップしている。
朝5時~11時はモーニングメニューがある。
キッズメニューにはまるまつオリジナルキャラクターが登場。
おいしいそばをお手軽に楽しめる
元々そば屋をルーツとするまるまつという事もあり、今回は「花そば」をオーダー。358円と破格の安さだ。
まるまつ1号店 西多賀店の「花そば」である。
モーニングメニューだったので、おにぎりが無料で付いてきた。
カツオ出汁のつゆと、しっかりとした食べ応えのあるそばのコンビネーションが絶妙で、そば屋をルーツとするまるまつの長年の経験に裏打ちされた味わいであった。
仙台市内を中心に、東北に多数あるまるまつ。まさに「東北の味」を気軽に味わえるレストランである。