仙台ローカルのラーメンチェーン「仙台っ子」
仙台を中心に展開する仙台ローカルのラーメンチェーン店「らーめん堂 仙台っ子」。
その1号店であり本店は、国分町店である。
らーめん堂 仙台っ子は、1976年に創業した。
2017年現在の運営会社は、有限会社フィダールであり、会社の本社所在地もこの国分町店となっている。
2017年現在、仙台市内を中心に13店舗のチェーン展開となっている。
国分町店は、地下鉄の勾当台公園駅の至近、飲食店が密集しているエリアにある。
建物の入口からは少し想像できないが、中はなかなか広い。
そして何より綺麗である。
仙台のとんこつは、博多風のとんこつとは違う
仙台っ子のスープは、一般的なラーメンの5倍の具材を贅沢に煮込んだものなのだという。
とんこつ醤油だが、「博多風とんこつとは違う」とハッキリ書かれてあるのが興味深い。
仙台っ子 国分町店の厨房の様子。
仙台っ子 国分町店のメニュー。
「あっさり」「こってり」が選べるのは国分町店だけなのだという。
また、仙台っ子は店舗によって出汁の分量や配合を少しずつ変えているのだとか。
チェーン店といえど、同じ味ではないわけだ。
まろやかなコクが味わえるスープ
仙台っ子 国分町店の「仙台っ子らーめん 並 こってり」が運ばれてきた。
なるほど、良い感じでオイリーであり、こってりした見た目である。
とんこつ醤油と言えば家系ラーメンを想像するが、自分の家系のイメージはさらにこってりしていて濃いもので、それと比べるとマイルドで食べやすい。全体的に優しい味付けである。
なにより、5倍使った素材によるまろやかなコクがある感じがする。
麺は自家製麺の、中太ストレート麺。スープとの相性もばっちりで、一気に食べてしまえる。
周囲は歓楽街なので、仙台っ子 国分町店は、飲んだ後に食べたくなるラーメンの定番店なのだろう。
ここ仙台で40年近い歴史を刻む仙台っ子。名実共に仙台ラーメンのスタンダードである。