徳島ラーメン、ここにあり
徳島で生まれ、徳島ラーメンの味を全国に展開する「徳島ラーメン 麺王」。
その1号店であり本店は、JR徳島駅から徒歩1分の、徳島駅前本店だ。
徳島駅を出て左手方向。八百屋町に向かう通り沿いに、徳島ラーメン 麺王 徳島駅前本店がある。
大きな一枚木の看板が迫力だ。
入口にはメニュー表が貼られている。
ここからメニューを選び…
横の食券機で購入するのだ。
今回はベーシックな「徳島ラーメン」に、トッピングとして「生卵」をオーダー！
麺の固さもセレクトできるが、今回は「ふつう」で。
550円という価格が嬉しい。
実は「東大」の姉妹店
徳島ラーメン 麺王は、2005年に徳島駅前店を1号店として誕生した。
同じ徳島ラーメンの「ラーメン東大」とは姉妹店という位置づけだが、コンセプトは若干違い、こちらはより九州ラーメンに近づけたものだという。
ラーメン東大とともに徳島県内を中心に店舗展開をし、2021年2月現在では四国・関西・中国地方に14店舗、アメリカに4店舗で運営されている。
店内は長いカウンター席と、小さめのテーブル席が数席あるだけの空間だ。
壁には阿波踊りのポスターや数々の写真などが貼られている。
替え玉は4種類の麺から選ぶことができる。
それぞれ中華麺、唐辛子麺、ブラックペッパー麺、しょうが麺」と、なかなか個性的なラインナップだ。
テーブルの上には唐辛子、ニンニク、ゴマがスタンバイ。
辛子で味付けをしたモヤシも用意されている。
モヤシは適度にスパイシーで、ラーメンを食べる時の良いアクセントになりそうだ。
マイルドで食べやすい！敷居の低い徳島ラーメン
そして運ばれてきた「徳島ラーメン」！
ラーメン東大のものと見た目は似ており、茶色いスープに豚バラ肉という独特のスタイルだ。
ラーメン東大の徳島ラーメン
やっぱりこの豚バラ肉がゴロっと入っている。これが重要だ。
肉自体は甘めの味付けがなされている。
茶色いスープは、醤油とんこつだ。
ラーメン東大のスープと比較すると、こちらのほうが軽やかで、あっさりとした味付けである。
醤油由来の塩っぱさも少ないように感じる。
麺は中細麺のストレート。九州の長浜ラーメンを感じさせるような麺だ。
玉子は有料。今回は生卵を１つ追加でオーダーした。
そのままダイレクトにトッピングしてみる。
ラーメンの真ん中でそそり立つ、黄身の存在感！
これぞ徳島ラーメンといったルックスだ。
そしてやはり、豚バラ肉。
これをスープに浸けて、黄身を溶いで、そこに浸けて…
すき焼きのような味が楽しい！
徳島ラーメン 麺王を完食。
姉妹店の東大とはまた少し違ったテイストで、こちらの方がマイルドで優しく、様々なカスタマイズが可能と、少し今風に攻めている感じだ。
どちらが美味しいかは甲乙付けがたい。
それでも、現地で食べる徳島ラーメン。
その濃厚なテイストは、徳島から離れてもまたすぐに食べたくなるほど癖になる。