秋田で愛され続ける「味とのれんを大切のする店」といえば
秋田県を中心にみそラーメンを中心としたローカルラーメンチェーン店として展開する「吾作ラーメン」。
その1号店の流れを受け継ぐ店舗は、能代にある「能代店」だ。
半世紀以上の歴史を刻むソウルフード
吾作ラーメンの歴史は長い。
吾作ラーメンは1965年、秋田県北部の能代市柳町にて創業した。
当時は「札幌直送 ラーメンの吾作」という看板が掲げられていた。
当初からみそラーメンの店として人気を博していた。
その後1975年には東能代店のオープン、そして自社製麺工場設置を皮切りにして、秋田県内に新店舗出店を開始する。
2014年になり、能代市柳町の1号店が現在地である能代市落合に移転し、新たに「能代店」となってリニューアルオープンしたのがこの店舗である。
2019年11月現在、秋田県内に7店舗で運営されており、秋田を代表するラーメン店のひとつとなっている。
能代店の店内はカウンター席とテーブル席がある。
余裕のある作りで、ゆったりしている。
入店すると先に食券を購入するシステムだ。
スープは「みそ味」「醤油味」「塩味」がラインナップしている。
今回は「みそ味」をオーダー!
吾作といえばみそラーメンである。
テーブルの上は調味料が充実している。
酢、醤油、ニンニク、生姜、ラー油、七味唐辛子、コショウがスタンバイ。
濃厚さの中に優しさのあるスープと、よく絡む縮れ麺!
そして運ばれてきた吾作ラーメン 1号店 能代店のみそラーメン!
トッピングなどもノーマルでオーダーしたものだ。
ざっくりとしたチャーシューとメンマがトッピングされている。
昔ながらのラーメンといった趣だ。
スープは豚骨と野菜の出汁をベースにした、濃厚な味噌味だ。
しかし決してコッテリではなく、みその優しさをじっくりと味わえるもので、くせになる味である。
トッピングにはバターなども合いそうだ。
麺はコシのある中太縮れ麺で、みそのスープがよく絡むものとなっている。
吾作のキャッチフレーズ「味とのれんを大切のする店」が書かれたどんぶり。
能代での1965年のオープンから半世紀を過ぎた今も、秋田県で愛される「吾作ラーメン」。
飾らないその味だからこそ、長年にわたって愛されているのだろう。