滋賀生まれのこってりスープ「来来亭」
破竹の勢いでチェーン店舗数を伸ばしているラーメンチェーン店の一つ、「来来亭」。
滋賀県をルーツとする、こってり系のラーメンだ。
その1号店は、滋賀県野洲市にある「野洲本店」だ。
交通量の多い国道八号線沿いで、JR野洲駅からは少し離れているが、歩けないことはない。
ただ、車で行く方が良いだろう。
北上して行くならば、眼前に近江富士が現れると、来来亭は近い。
パチンコ屋さんの駐車場の敷地内に、突如現れるこの来来亭こそが1号店である。
黄色くドギツい看板も、オープン当初からの伝統である。
周囲の風景には溶け込まず、この黄色がとにかく目立つ。そしてこの看板を見ると、あのこってりスープを想像してしまう。恐ろしい色である。
来来亭が創業したのは1997年のこと。創業者である豆田敏典氏は第一旭での修行経験があるという。
2019年9月現在、全国で200店舗以上で運営されている。
かなり体育会系なスタッフの活気を感じる店内
店内の大きさは標準的な来来亭のものである。
やたら活気のある店内は、オープン時である1997年の時から今も変わらない。(筆者はオープン時から行っている)
ラーメンのカスタマイズが自由に出来ることも来来亭の特色だ。
そして「情熱 ・・・ 抜けません!」が来来亭のお約束。
カウンター席はこんな感じ。
青いカウンターが印象的だ。
来来亭のグランドメニュー。
定食メニューも充実し、ガッツリ食べたい人も満足できるだろう。
なお、塩ラーメンは2014年からレギュラーメニューに加わった。
今回は普通の「ラーメン」をオーダー。
カウンターに直接貼られたカスタマイズの表。
ここでも情熱は抜けないことになっている。
ちょっとしたアクセントも用意してくれる。
テーブルの上の調味料たち。
左から辛味噌、梅干し、ラー油、餃子のタレ、コショウ、醤油、ソース、酢、塩、餃子のみそたれ。
甘みのある不思議な醤油ラーメンにハマる
しばらくして運ばれてきたのは、来来亭 野洲本店のラーメン。
何も言わなければ、鶏ガラ出汁のしょうゆラーメンとなる。
こってりと背脂が乗っているが、甘みのあるスープが特徴だ。
その味のルーツは豆田氏がラーメン修行をした第一旭などの京都ラーメンを感じさせるが、やはり来来亭ならではの味となっている。
麺は細麺のストレート。割とコシのある麺となっている。
途中で味変をしたくなったら、辛味噌をプラス。
少しスパイシーにして、スープを飲むとまた美味しい。
今や関西にとどまらず、全国に勢力を広げる来来亭。
この来来亭1号店が出来た当時、何て美味いラーメン店が出来たものかと、足繁く通った記憶が蘇る。
あの時の味がまだここにあった。