海無し県のこだわり寿司店
日本一の湖、琵琶湖を抱える滋賀県。
湖はあれど海のない滋賀県において、こだわりの回転寿司チェーン店がある。
それが「廻鮮寿司 海座」だ。
滋賀県生まれの小売りチェーン店「平和堂」のグループとして運営される海座の1号店であり本店は、彦根にある。
日本一の長さを誇るベルロード商店街沿いに建つフレンドマート大藪店の敷地に、海座の本店がある。
「すし処 海座」と書かれた看板の店が、海座の本店だ。
ベルロードを走る車からもよく見える、海座本店の看板。
それでは入店してみよう。
本店は回転寿司ではないスタイル
海座を運営するのは、株式会社ファイブスター。滋賀を拠点に展開する大手小売りチェーン「平和堂」のグループ会社として、ココスを中心としたフランチャイジーを行っている。
1998年、ファイブスターの新業態として、回転寿司店「廻鮮寿司 海座 彦根店」を彦根市にオープンさせる。それが、現在の海座 本店だ。
その後海座は滋賀県内に数店舗の店舗を持つが、全体的に不振事業となり、大幅なサービスのテコ入れが行われることになった。
そして、こちらの廻鮮寿司 海座 彦根店は回転寿司の形態を廃止し、カウンターのみの江戸前スタイルに変更。ブランドも「すし処 海座」と改め、高級感を打ち出した。
2022年5月現在、海座は滋賀県内に6店舗で運営されており、この本店のみが「すし処 海座」として回転寿司ではないスタイルの店で、残り5店舗は回転寿司の「廻鮮寿司 海座」となっている。
店内は木をふんだんに使った内装で、カウンター席とテーブル席、そして個室テーブル席が用意されている。
入口には生けすもある。
個室のテーブル席はやや高いところにあり、その下は池のようになっている。
なんと金魚が泳いでいる!
すし処 海座のランチメニュー。
御膳のセットがお得な価格でラインナップしている。
こちらはグランドメニュー。
価格は回転寿司並だが、すべて1貫の価格となっている。
こちらは本日の旬のネタ。
ネタはカウンター上の木札にも記載されている。
箸袋は海座のシグネチャーモデルだ。
海無し県で楽しめる高いクオリティ!
まずはばちまぐろから。
めばちまぐろとも呼ばれる。その理由は、目がバチッと大きいから。
やりいかの、塩。
いかの甘みと、塩の塩味のミックスがたまらない。
あじ。肉厚のネタだ。
こちらはゆでだこ。
甘めのタレが意外な味わい!
ほたて。
おお、大きい! やはりほたてはこのサイズだと嬉しい!
はまち。
肉厚で、旨味も抜群だ。
しめ鯖。
本日のクライマックスはしめ鯖。このボリューム感、そしてたっぷりの脂身のある、ジューシーなしめ鯖だ。
たまごを食べて終わり。
海無し県の滋賀で、新鮮な海産物を食べることができる海座。
彦根にある本店は、本格的な江戸前スタイルをリーズナブルな価格で楽しめる空間だ。回転寿司とはまた違う趣を感じさせてくれる。
平和堂での買い物帰りにはもちろん、ガッツリと味わいたいときにも、海座の本店は良いだろう。