もう一つの「テンホウ」
長野県内で中華料理チェーンを展開するテンホウ。その城南店には、コンセプトが異なるという「中華そば てんほう」が隣接されている。
テンホウ 諏訪 城南店の左側に隣接された、カナディアンシーダーハウスな建物…
これが、中華そば てんほう 城南店だ。
テンホウにはこのようなカナディアンシーダーハウスの店舗が多く存在するが、中華そば てんほう 城南店もその様式となっている。
本部に問い合わせたところ、こちらの建物は別のテンホウの店舗だったものを後年移築したものだとか。
テンホウ 諏訪 城南店とは厨房では繋がっているようだが、フロアは繋がっていない。
中華そば てんほう 城南店の内部。
カナディアンシーダーハウスの雰囲気が味わえる。
中華そば てんほうは、ここ城南店しか存在しないという、テンホウの中でも異質な店舗だ。
そのコンセプトは、昔ながらのあっさりとした中華そばをメインとしたメニュー構成にあるところだという。
創業社長が自ら厨房に立ち、調理をすることがあるのだというから、ある意味テンホウの「ルーツ店」と言えなくもない。
メニューはテンホウ+αな構成
中華そば てんほう 城南店のメニュー。表紙はテンホウと同じものだ。
テンホウ伝統の餃子も、もちろんある。
おつまみメニューも充実。この辺は、中華そば てんほうにしかないメニューだろう。
親子三代サービスというユニークなものがある。
サイン色紙の横に飾られた古い写真は、旅館時代の「天宝」以前のものだろうか。明治、大正時代のような雰囲気である。
ここでは「餃子」をオーダー。
中華そば てんほう 城南店の餃子は薬味の風味に個性が光る味で、長年の伝統に裏付けされた確かな旨みを感じるものであった。
お味噌汁も付いてきた。
この日は創業社長はいらっしゃらなかったが、運良く創業社長が厨房に立っているタイミングに巡り会えれば、是非ともまた色々と食べて、テンホウのオリジナルの味を堪能してみたい。
長野県内で展開する中華料理チェーン、テンホウ。その現存最古店である城南店に隣接する中華そば てんほう。
カナディアンシーダーハウスの雰囲気の中、ゆっくりと伝統の味を味わえる店舗だ。