高知名物、カツオのたたき!
鰹のたたきを名物とする、高知。市内には多くの鰹のたたき専門店がひしめく。
ここ「明神丸」は、高知を発祥とする鰹のたたき専門の居酒屋チェーンで、2018年7月、新たに「本店」が誕生した。
明神丸 本店は、はりまや橋の近く、路面電車が行き交う中村街道沿いに位置する。
支店の派手な看板とは違い、昭和レトロな雰囲気の外観を持つ明神丸 本店。
以前は「漁師料理 明神丸」という店名で、2008年にオープンした明神丸の2号店であったが、2018年7月に装いも新たに「本店」としてリニューアルしたものである。
明神丸は、2000年に「藁焼き鰹たたき明神丸 ひろめ店」として、ひろめ市場内に1号店をオープンした所から始まり、2018年9月現在では高知はもとより岡山、愛媛、東京まで全国10店舗で運営されている。
藁焼きのインパクトに圧倒される
ひろめ市場内にある1号店「藁焼き鰹たたき明神丸 ひろめ店」の様子
明神丸の特徴は、1本釣りされた鰹を藁を使って強火で焼くものだ。そのインパクトのある調理は、見る者を圧倒させる。
本店では通りに面したこの窓の所に藁焼きの厨房があり、藁焼きの様子が外から伺える。
藁は燃料として投入される。ちなみに藁も自家生産されている
おしゃれな雰囲気の本店
明神丸 本店に入店すると、厨房の横の廊下を通って奥に案内される。
これから調理される新鮮な鰹!
1階にはテーブル席と個室、2階には掘りごたつ席がある。
とてもおしゃれな内装だ。
テーブルの後ろには一本釣りの様子が描かれた巨大な絵が鰹気分を盛り上げてくれる。
テーブルの上にはぽん酢、刺身醤油、天日塩がラインナップされている。
鰹が主役!そして高知ならではの食材の数々
明神丸 本店のグランドメニュー。
ここに来て鰹のたたきを食べない人はいないだろう。
藁焼きたたきは、塩とタレから選べる。
鰹を使った様々なバリエーションや、鯖もある。
なんと肉料理までラインナップ!
高知らしい一品料理もある。
高知の地酒も豊富に取りそろえられている。
ここでは「文旦ソーダ」をオーダー。
お通しは「どろめ」。つまりイワシの稚魚だ。
これぞ高知の藁焼き鰹たたき!
そして運ばれてきたのは「藁焼き鰹たたき 焼き切り 塩たたき」5切!
肉厚の鰹が迫力満点である。これぞ高知といった感じだ。
生ニンニク、しょうが、ねぎを薬味として沿えて、そのまま食べるのが塩たたきの食べ方だ。
ゆずのソースも添えられており、少し漬けることでゆずの風味が口いっぱいに広がる。
藁焼きならではの強火により、表面の焦げ目がビターな味わいを醸し出す。中身は新鮮な鰹の旨みに満ちている。この時期は戻り鰹の時期ともあり、こってりとした鰹を楽しむことが出来た。
高知には様々な鰹のたたき専門店があるが、中でも明神丸は東京にも出店していることと、ひろめ市場で最も目立つ場所に店舗があることで、知っている人も多いだろう。
今年7月にオープンしたばかりのこの「本店」で、じっくりと鰹のたたきを味わってみてほしい。