高知の新名物「ジャンメン」のお店
鰹のたたきにチキンナンバン弁当など様々な名物がひしめく高知で、新名物といわれるじゃんめんを提供する専門店、「まんしゅう」。
その本店は、高知市の中心にほど近い城見町にある。
後免行きの路面電車が行き交う通り沿い、宝永町電停の近く。
ここにあるのが、まんしゅう 本店だ。
看板に「まんしゅう JanMen」とあるように、独自のじゃんめんの専門店である。
高知名物 旨辛あんかけジャン麺 唯一無二の味!!
いったいどんな味だろうか…?
それでは入店してみよう。
高知の食材で地産地消!四万十生まれの新グルメ
まんしゅうのルーツは、四万十町にある創業1960年の焼肉店「満州軒」。ここで人気のサイドメニュー「ジャン麺」を専門に出すお店として、2015年に満州軒の2号店として高知市内にオープンし、その後のれん分けされる形で独立したのがこの「まんしゅう」だ。
満州軒は老舗だが、ジャン麺はご飯と合うラーメンというコンセプトで2000年代初頭に開発されたもの。ニラの産地として知られる高知のニラと高知産の卵をふんだんに使ったオリジナルの味だ。
まんしゅうは満州軒の味を受け継ぎ、よりカジュアルにじゃんめんを楽しめるお店として、2023年1月現在、高知市内に3店舗、大阪に1店舗で運営されている。
店内はカウンター席と座敷席という構成となっている。
まんしゅう 本店のメニュー表。
代表メニューのじゃんめんを中心に、さまざまなバリエーションがある。
カレーじゃんめん、じゃんうどん… 気になるものばかりだが、今回はオーソドックスにじゃんめんをオーダー!
夜限定メニューとしてはカルビじゃんめん、Mixじゃんめんなどが用意されている。
じゃんめんはホルモンが入っているが、当初はカルビが入っていたという。そのカルビバージョンがカルビじゃんめんで、カルビとホルモンの両方を入れたものがMixじゃんめんだ。
また、もつ鍋まである。こちらは座敷席でゆっくりと食べたい逸品だ。
ごはんに愛されたラーメン。
唯一無二の味。
というコピーが書かれたポスターが貼られている。
これはハマる!ピリ辛のあんかけスープとホルモンの旨さがたまらない
しばらくして運ばれてきた「じゃんめん」!
独特のルックスがたまらない!
とろとろのスープに、たっぷりのニラと溶き卵!
スープの中にはホルモンがゴロゴロと転がっている。
麺はスープによく絡む。
ピリ辛の中にゴロゴロと転がるホルモンの牛脂が旨味を出しており、風味豊かな高知産のニラとともに口の中で豊かなハーモニーを奏でる。
ニラ、ホルモン、ピリ辛のスープ、卵、そして麺が踊っているかのような賑やかさ。それは、高知のよさこいにも通じるかも知れない。すこし適当なことを書いた。
いや、シンプルにして無駄の無い、どのパーツが欠けてもじゃんめんにならない。そう思わせる味だ。
昼時になると、じゃんめんを求める地元の方々で行列になっているまんしゅう。
名物は、まず地元民に愛される。それから徐々に全国に拡がっていく。
高知のじゃんめんが全国区になる日は、そう遠くない気がした。