長崎ローカルの回転寿司チェーン
長崎県を中心に展開する回転寿司チェーン「若竹丸」。
その本店は、諫早市にある諫早本店だ。
島原鉄道の幸町駅から徒歩5分の所にある、回転寿司 若竹丸 諫早本店。
若竹丸のキャッチコピーは、本店の看板にも書かれている。
牛若丸がモチーフの、若竹丸オリジナルキャラクターが描かれている。
片手に笛、片手に寿司。どうやって食べる!?
壁にドカーンと書かれた 若竹丸 本店 の文字が迫力。
本店マニアにとっての記念撮影スポットだ。
若竹丸 諫早本店の、和風な佇まいの入口。
さあ、長崎の海の幸を頂こう!
長崎ならではのネタがいっぱい!充実のラインナップ
回転寿司 若竹丸は株式会社大山(だいせん)により、1997年、佐賀県の鹿島市で1号店である「すし若丸 鹿島店」としてオープンした回転寿司店だ。
当初は「若竹丸」ではなく、「すし若丸」という屋号での創業である。
その後、「若竹丸」という屋号に変わり、長崎県を中心に展開していく。
この諫早本店は2008年にオープンした店舗で、1号店ではないが、若竹丸の本店として親しまれている。(1号店であった鹿島店は現在は閉店)
2021年には、関東初出店となる「若竹丸 藤沢店」が神奈川県藤沢市にオープン。
長崎から遠く離れた神奈川県で、長崎ローカルチェーンの味が楽しめるようになった。
2021年3月現在、長崎・佐賀を中心に神奈川を含め、17店舗で運営されている。
若竹丸 諫早本店の店内は広々としており、テーブル席、カウンター席ともに余裕のある造りだ。
テーブルにつくと、若竹丸オリジナルの広報誌「若竹通信」が用意されている。
この時期の旬のネタや、寿司ネタ雑学などが、味への期待を一気に高めてくれる。
裏面には「今月のスタッフ」としてスタッフ紹介、そして「若竹コラム」として毎号コラムが掲載されている。
これが若竹丸 諫早本店のグランドメニュー。
全てのメニューに写真があり、グラフィカルで分かりやすい。
裏面の様子。
軍艦なども豊富なラインナップだ。
こちらはサイドメニュー。
自家製デザート類も充実している。
「自家製かりんとう饅頭」など、特徴的だ。
今が旬の推しネタ。
ハーブ鯖、アイゴ、鯨ベーコンなど、長崎ならではのネタが揃っている。
オーダーはタッチパネルから行う。
割り箸、紙ナプキンは若竹丸のシグネチャーモデルだ。
湯飲みも若竹丸のロゴ入り。
若竹通信によると、三川内(みかわち)焼きとのこと。さすが長崎である。
ストレートレーンで運ばれてくる新鮮なネタ
若竹丸は回転寿司と言えど回転しておらず、上下2段のストレートレーン(特急レーン)のみの構成となっている。
下段は対面側との共通レーンとなっていて、オーダー品が届いたらオーダーした側の白い扉が自動的にスライドするというハイテク仕様だ。
まずは「若竹丸 5点盛」をオーダー!
マグロ・エビ・タイ・炙りサーモン・コハダが1貫ずつセットになったものだ。
そしてレーンで運ばれてきたのは…
「若竹丸 5点盛」!!
これで310円とは凄い…
食べてみると、シャリにしっかりとした食感がある。
そして、ネタも肉厚だ。
次に、「ブリトロ握り」
おお…!! 大きい!!
ブリの中で最も脂が乗ったハラミの部分がブリトロだ。
ブリらしい脂みをじっくりと感じることができる逸品。
そして「ハーブ生サバ」!
ハーブ鯖とは、飼料にナツメグ・オレガノ・シナモン・ジンジャーの4種類の西洋ハーブを与えて育てた養殖鯖で、臭みがなく脂の乗ったおいしい鯖として、長崎の「長崎さば生産グループ」が新たに開発したブランドだ。
「アイゴの握り」も同時オーダー!
これが「ハーブ生サバ」と「アイゴの握り」!
「ハーブ生サバ」は評判通り、臭みが無く、喉ごしがすっきりとした鯖だった。
長崎の地魚、「アイゴの握り」。淡泊で、シャコシャコとした食感!
穴子も行ってみよう。
このサイズの穴子、なんと170円!!!
凄すぎる…
そして到着した、はみ出すくらい大きな「炙り穴子」!
柔らかく、甘みのある穴子がたまらない…
長崎と言えば鯨。
鯨をベーコンにした握り寿司、その名も「鯨赤ベーコン」をオーダー!
来たー!
これが「鯨赤ベーコン」!
まさにベーコン!!
鯨らしい独特の味わいと、ベーコンのビターさ。
薄くスライスされて、シャリともベストマッチだ。
「羅臼昆布の天ぷら」というのもある。
普通の「サーモン」も!
そしてこれ。
「アオサ味噌汁」!
このアオサ味噌汁は凄かった。他の回転寿司店で食べたようなアオサとは、次元が全く違った。
とにかくアオサがシャキシャキとしていて、存在感が抜群なのである。
人生No.1アオサ経験、ここにあった。
どれもリーズナブルな価格で素晴らしい。
長崎ローカル回転寿司チェーン、若竹丸。
その本店である、諫早本店。
長崎の地の物はもちろん、全ての寿司ネタが高い鮮度と肉厚なネタで、それでいて低価格だった。
長崎県内で行列ができる人気店であることも頷ける。
そして神奈川県への初出店を皮切りに、まずは首都圏での知名度を得るのではないだろうか。
長崎に行ったら是非食べて欲しい。そんな回転寿司店だ。