大介うどん 最古店 高串店

愛媛で展開する讃岐うどんチェーン

香川を中心に広がるうどん文化圏、四国。お隣、愛媛県にもいくつものうどん屋があるが、ここは老舗のチェーン店「大介うどん」
その現状最古店である「高串店」に来た。
松山自動車道・宇和島北ICを降りてすぐの所にある。

DSC06349

DSC06367

DSC06351

アメリカ進出の過去もある

大介うどんは株式会社大介によって、愛媛県の宇和島市を中心に運営されているうどんチェーンである。
その歴史は古く、ルーツは1897年に創業した綿糸製造販売業としている。
その後、1932年から醤油の製造販売を開始。

醤油を使って何か新しいことができないか?と模索する中、うどんの製造にたどり着いたのだという。

大介うどん1号店 フジ宇和島店がオープンしたのは1967年のことだ。(現在は閉店している)

DSC06352

大介うどんは1号店 フジ宇和島店のオープン以降、徐々に店舗数を増やしていく。
1970年には宇和島駅店をオープン(現在は閉店)。

なんと1975年にはアメリカに現地法人であるDAISUKE U.S.A.を設立し、ロサンゼルス店をオープンしている。(こちらも現在は閉店)

この高串店は1982年にオープンした現状最古店だが、建物は2009年に移転・新築しているため、古さは感じさせない。

普通のセルフスタイル讃岐うどん店とは少し違う

DSC06353

大介うどん 高串店の店内。一般的なセルフスタイルの讃岐うどん店といったところである。

DSC06366

メニューはこんな感じ。トッピングの天ぷらのメニューは別にある。

DSC06365

うどんは自分でテボ(うどん用のざる)に入れて湯がくのだ。

DSC06364

大介うどんアート。

DSC06363

店内はなかなか広い。

麺はどんぶりに入るだけ入れ放題という驚異のシステム

DSC06356

DSC06354

DSC06355

大介うどんはセルフだが、一般的なセルフの讃岐うどん店のシステムとは若干の違いがある。

それは、どんぶりサイズが小・大の2種類があり、麺はどんぶりに入るだけ入れ放題という所。
そしてうどんとそばの両方があり、混ぜるのも自由、という所である。

値段はどんぶりの大きさと、トッピングでのみ決められる。
ちょっと他では見たことの無いシステムだ。

DSC06357

ここでは小サイズのどんぶりにうどんを2玉入れてみた。

すると、隣に並んでいたおじさんが「もっと食べんか! 4玉5玉食べても値段同じや!」とアドバイスくれたが、あいにく次もあるのでこの辺で…

DSC06358

天ぷらやおにぎりも揃っている。じゃこ天なんかは特徴的ではないだろうか。

DSC06359

あげ玉、ねぎもそれぞれ1杯10円でトッピングできる。こちらは取り放題ではない。

DSC06361

大介うどんのかけうどん 小 (2玉) + ごぼうかき揚げ

DSC06362

昆布とカツオの出汁が効いた少し甘めのつゆに、モチモチの麺。
これなら何玉でも盛ってしまいそうである。

うどん文化四国でも、おいしいうどんは香川県だけではない。ここは愛媛県、それも南予地方の宇和島市。こんな優しい(財布にも)味のうどんがあったとは…

そしていつか、そばとうどんのミックスもしてみたい。この店のように。

大介うどん 最古店 高串店の地図

>本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

全国のローカルチェーン店を巡る、チェーン店ツーリズムシリーズ創刊。Vol.1「ローカル回転寿司チェーン店のススメ DELUXE EDITION」、Vol.2「ローカルうどんチェーン店のススメ」を同時出版しました。ただいま発売中です。

CTR IMG