香川発祥の讃岐うどんチェーン店
多くのうどん屋が存在し、うどん県とも言われる香川県において、全国的に成功したチェーン店「はなまるうどん」は別格だとしても、チェーン店はいくつか存在する。
この「こだわり麺や」は、丸亀を発祥の地とする讃岐うどんチェーン店だ。
こだわり麺やの1号店は、香川県丸亀市田村町にある丸亀田村店だ。
交通量の多い206号線沿いにあり、赤と白のパキっとした店舗は、割と目立つ方だろう。
こだわり麺やの歴史
こだわり麺やは、1998年に1号店として丸亀田村店を創業した。
運営会社は2003年から有限会社ウエストフードプランニング、そして2014年からは株式会社ウエストフードプランニングで、2017年6月現在、香川県内に12店舗、海外に3店舗を展開している。
香川県で発祥し他県を飛び越えての海外展開という、生粋の讃岐うどんチェーン店だ。
こだわり麺や 丸亀田村店は、駐車場はほぼ満車。中に入ると大勢の人がカウンターに列を作るほどの人気店であった。
明るく広い店内の奥にある座敷席まで全て埋まるほどの盛況だ。
駐車場に停まっている車のナンバーはほぼ香川ナンバーで、ここはチェーン店ということもあり、観光客よりも地元の人に愛されているお店といった雰囲気だ。
店はセルフスタイルで、まずはおでんから。
全国のはなまるうどんや丸亀製麺には無いが、香川県内のセルフうどん店の多くにおでんがある。
次に天ぷらを選ぶ。「オリーブ豚コロッケ」なんてちょっと変わってるものもある。
うどんのレギュラーメニュー。価格はまずまずと言ったところ。
ここでは「かけうどん 冷 小」をオーダー。
天ぷらはレンコンと揚げ玉子だ。
ネギ、大根おろし、生姜、レモンもセルフで取り放題だ。
ネギなどをトッピングして、完成の図。
こだわり麺や 1号店 丸亀田村店の「かけうどん 冷 小」。
最大の特徴はつゆにあって、昆布出汁といりこ出汁のブレンドしたものに香川特産の希少糖をミックスしたオリジナルなもので、ほんのりとした自然な甘みが病みつきになる。
この味付けは初めての感覚であり、そしてどこまででも食べていたくなるほど美味しいと感じる物であった。
麺は適度なコシがありつつモチモチとしており、麺自体の塩味もやや感じるものであった。
こだわり麺や 丸亀田村店ではお土産コーナーも充実しているため、家でもこだわり麺やのうどんを楽しむことが出来る。
食べている間も長蛇の列は途切れること無く、洪水のように押し寄せるお客さんたち。
こだわり麺やが香川県外にチェーン展開をするXデーは来るのだろうか?
そして第二の「はなまるうどん」のサクセスストーリーを築くのだろうか?
これからの日本の讃岐うどんを占うと言って良いほどの重要店であった。
ただし、香川のうどん店カルチャーに従って15時で閉店するので注意されたし。