本場の香川で生まれ、TVチャンピオンで優勝したお店
讃岐うどんの本場、香川県に生まれたうどん専門チェーン店のひとつ「たも屋」。
その本店は、香川県高松市にある。
高松駅から車で10分。多くの工場や宮脇書店の本店のある朝日新町に、たも屋の1号店であり本店がある。
平日の朝8時から11時までに限り、うどんを注文した人には天ぷらが1品プレゼントだというサービスもある。
たも屋は、株式会社たも屋が運営する讃岐うどん専門のチェーン店だ。
そのルーツは、創業者である黒川保氏によってパチンコ店の敷地内で始められたうどん屋で、1996年のこと。
2001年、「たも屋」の店名で創業。それがこの本店だ。
2003年、黒川保氏がTV東京系「TVチャンピオン」の「全国うどん職人選手権」にさぬき代表として出場し、見事優勝を決めたことをきっかけに、もっと多くの人にたも屋のうどんを食べてもらいたいと、FCでの展開を始める。
2021年3月現在では、四国を中心に直営・FC合わせて13店舗、海外に4店舗で運営されている。
これぞ讃岐うどんのセルフ方式!
74席あるという店内は広々としており、かなりゆったりとできそうな空間だ。
たも屋のおかみによるメッセージボードが掲げられていた。
入店すると、うどんの種類を選んでオーダーする。
それぞれ1玉、1.5玉、2玉、3玉とうどんの量を選ぶことができる。
今回はベーシックな「かけ」の1玉をオーダー!
ベーシックもベーシック。むちゃくちゃベーシック。何も無い。
そして、自分でてぼを持ち、麺を温めることができる。
この作業が楽しいと感じたら、うどん屋さんに向いているかも知れない。
ちなみに自分は、楽しいと感じてしまった。
麺を温めたら、次は揚げ物のコーナーへ。
多くの種類の揚げ物が用意されている。
面白いところでは、ポテサラコロッケ、いんげんとか。
九州での定番、丸天なんかもある。
長なすがかなりデカい!!
エビもデカい!!
おにぎりも用意されている。
いろんなバリエーションがあって楽しい。
つゆサーバーから、自分でつゆを入れて…
ネギや生姜などの薬味を自分でトッピングすれば…
完成!!
麺の美味さを存分に味わい、サクサクの天ぷらをほおばる幸せ
これがたも屋 本店の「かけ」1玉。
シンプルな、讃岐うどん然としたうどんだ。
いりこ出汁の香りを堪能できる、これぞ讃岐うどんといったつゆが、ビシッとした味わい。
そして麺はしっかりと太く、麺自体のやや塩気のある味がとても美味しい。
何もかけず、麺だけで食べることもできそうだ。
適度なコシも心地良い。
天ぷらはどれも揚げたてでサクサク、そしてアツアツだった。
特に長なすのジューシーさは絶品もの!
唐揚げは硬めで、しっかりとした噛み応えがあった。
讃岐うどん専門チェーン店、たも屋。
高松で創業し、今も地元に愛され続けるその秘訣は、麺の美味しさに違いない。
飾らない、讃岐うどんのど真ん中。
たも屋では、そんな素朴な味に出会うことができた。