さぬき麺業 本店 兵庫町店

高松の商店街にある、歴史ある讃岐うどん店

香川県を中心に讃岐うどん専門店として展開するチェーン店「さぬき麺業」
その本店は、香川県高松市にある兵庫町店だ。

賑わう、兵庫町商店街。

さぬき麺業の本店である兵庫町店は、兵庫町商店街の中にある。

手打免許 さぬき麺業の看板。

お店の前のテーブルで展示されているメニューサンプル。

こちらがウインドウの中に常設されているメニューサンプルだ。
各種うどんの他、ざるそばもラインナップしているようだ。

1926年創業の店をルーツに持つ老舗

さぬき麺業のルーツは、1926年、香川県の川岡村(現川部町)に創業した「香川屋」といううどん屋だ。

そして1964年、高松市周辺の製麺業者30数店が共同出資して創業したのが、この「さぬき麺業」である。
当時、讃岐うどん伝統の「足踏み」が不衛生とされ、禁止されるという噂が立つ。その時、いち早く機械式でうどんを作る方法を開発したのだが、結局足踏み禁止令は発令されず、機械で作ったうどんは売れず、苦労したのだという。

しかし転機が訪れる。1970年に開催された大阪万博にて讃岐うどんを提供することが決まると、「コシの強さ」と「味の良さ」から大きな反響を呼び、讃岐うどんの名前は全国に広がったのだという。
これが第一讃岐ブームの始まりだ。

1988年、備讃瀬戸大橋開通から始まる第二次讃岐うどんブーム、1995年の第三次讃岐うどんブーム、そして2002年、はなまるうどんの全国展開成功から始まる第四次讃岐うどんブームと、讃岐うどんは現在までに4回のブームを経ている。

そんな中、ブーム以前からひたすらに讃岐うどんを追求している店がさぬき麺業だ。

2021年3月現在、香川・大阪・東京にて8店舗で運営されている。

奥行きのある店内はシックで落ち着いた雰囲気だ。
また、セルフ店ではなくフルサービス店なので、レストランのような造りとなっている。

さぬき麺業のグランドメニュー。

319円のかけうどんから始まり、様々なバリエーションがラインナップしている。
丼もののセットやそばもある。

今回は「釜玉うどん」をオーダー!

丼もののセットもリーズナブルな価格で嬉しい。

麺業三代90年の味とあるように、1926年の香川屋から続く老舗だ。

一品料理には香川名物の骨付鶏もラインナップしている。

三代目店主と舞の海氏とのツーショット写真が、良い雰囲気である。

こちらには安倍元総理とのツーショットも!

もちもちでみずみずしい味の、ツルツルとした麺を食べる喜び

運ばれてきたのは「釜玉うどん」
センターにトッピングされた生卵がその特徴だ。

うどん、玉子、ゴマ、生姜、青ネギ。
とてもシンプルな、本場の讃岐うどんのスタイル。

ここにつゆを少々かけて味付けをする。

麺はモチモチで弾力があり、プレーンで素直な味付けだ。
そのみずみずしさは、小麦の美味しさをダイレクトに味わうような感覚だ。

つゆを少しずつ垂らして食べる。
途中で玉子を割って味変させると、一気にまろやかになる。

そしてあっという間に完食してしまった。

讃岐うどんの本場で食べる、老舗の味。
それはやはり、長年にわたって讃岐うどんと向き合ってきた専門店だけが出せる味であった。

今回はシンプルな釜玉うどんだったが、次回訪問時は是非とも天ぷらや丼ものも食べてみたい。

さぬき麺業 本店 兵庫町店の地図

モチモチの讃岐うどんを自宅で!さぬき麺業のお取り寄せ

>本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

全国のローカルチェーン店を巡る、チェーン店ツーリズムシリーズ創刊。Vol.1「ローカル回転寿司チェーン店のススメ DELUXE EDITION」、Vol.2「ローカルうどんチェーン店のススメ」を同時出版しました。ただいま発売中です。

CTR IMG