俺ちょっと四日市に、鬼退治に行ってくるわ
三重県四日市市を中止に、おにぎりをメインとしたチェーン店がある。それが「おにぎりの桃太郎」だ。
その本店は、三重県四日市市久保田にある久保田本店である。
ひときわ目立つ「桃太郎」の看板!
ここが三重のおにぎりシーンをリードする「おにぎりの桃太郎」の本店である。
近鉄四日市駅、四日市あすなろう鉄道あすなろう四日市駅から、徒歩20分ほどの所にある。
シンボルタワーがあるおにぎり屋さんとは
写真右手にあるのは「シンボルタワー 桃太郎」という。
桃太郎と言うだけあってシンボルタワーの上には桃が乗っている!
ま・・・まさか・・・
なんだって───!!
1日に5回に限り、シンボルタワーの桃太郎が開くショーがあるのだという。
これは見ずに帰れない!
ちょうど時間は昼の12時前。狙ったかのように、桃太郎登場の瞬間を見守れることに!
いよいよ始まるスペクタクル
そして時計の針が12:00ちょうどを回った頃、何やら大音量でメロディが流れ出した!!
おおっ、割れたか?
何か、頭のようなものが出てきた!!!
ババーーン!!!!
プリミティブな電子音丸出しのメロディの中、桃太郎の出現である!
周囲にあるスーパーマーケットの駐車場のどこに居ても聞こえるし、見える。
これほど桃太郎を大々的にプッシュするおにぎり屋がどこにあるのか!?
しかも岡山ではなく、三重でだ!
少し離れても、桃太郎のお姿は存在感抜群である。
そんな桃太郎タワーを堪能したところで、ようやく入店してみよう。
さすが本社らしく、株式会社おにぎりの桃太郎のオフィスビルもある。
四日市発「おにぎりの桃太郎」の歴史
おにぎりの桃太郎は、1972年、創業者である上田輝一氏が22歳の時、単身渡米。そこで見たドライブインやハンバーガーショップに感激し、ハンバーガーに代わる日本のファーストフードは「おにぎり」であると直感したことから、起業への道がスタートした。
最初は上田氏の実家である寿司屋の玄関にてスタートしたおにぎり店であったが、徐々に人気を博し、1975年には四日市市西浦に本店および工場を開設。この時期から四日市市を中心に店舗を増やし始める。
現在の久保田本店は、1988年に西浦から移転したきた本店となっている。
創業時より、女性を中心としたスタッフ構成であることも、おにぎり桃太郎の大きな特徴だ。
2018年5月現在、三重県四日市市を中心に19店舗で運営されている。
種類が多くてお手頃価格!
入店すると、大きなショーケースが目に入る。ここから欲しいおにぎりを選んでお会計してもらい、店内で食べるのか、持って帰るのか、後はそれだけである。
おにぎりの桃太郎イチオシだという「味」。
要は、かやくごはんのおにぎりだ。
だし巻き、おいなり、焼きそば、おかずの洋風パックと和風パックなどもある。
おにぎり以外のメニューはここに掲示されている。おにぎり専門店と言えど、幅広いラインナップだ。
当店はセルフサービスである。
衝撃的な俳句に驚愕
店内にはアートなども飾られている。
これは鈴鹿市在住の佐藤さんによるアートだ。
新緑や 離婚届と おなじ色
なんという衝撃的な俳句だろうか。なぜ、ここに。
何も飾らない、素朴な味
そして運ばれてきたのは、おにぎり「味」、「桃太郎うどん」、「洋風パック」だ。
「味」はかやくごはんで、手作りの温かみを感じる味とでも言うか、何とも懐かしい味のものである。
洋風パックは、エビフライ、唐揚げ、ウインナー、玉子焼き、コロッケといった取り合わせである。
そして「桃太郎うどん」!
桃太郎…ということで何かあるかな?と思ったが取り立てて特別なうどんではなく、天かすが乗ったうどんである。中には梅干しが一つ浮かんでいる。
この味がまたシンプルで飽きの来ない系のうどんであり、ふとした時に食べたくなりそうだ。
さらに追加で注文したのは「明太子」だ!
中は辛子明太子が入っているのだが、この辛子明太子がしっかりピリ辛で、コンビニにあるような、タラコなのか明太子なのか分からないようなヤワなものでは無かった!
何よりオーダーの決め手となったのは、おにぎり頂点部に盛られた一味! これは辛党にはそそるビジュアルであった。
というわけで三重は四日市市のおにぎりチェーン「おにぎりの桃太郎」。
タワーから出てくる桃太郎のことをすっかり忘れ、真面目な味作りとリーズナブルな価格が嬉しい、時代が変わってもここは変わる必要が無い、そんなお店であった。
そういえば…現在は2018年なのでおよそ30年、この地でタワーから桃太郎が生まれ続けている。
1日5回生まれるとして、5×365×30で、54,750回も桃太郎が桃から生まれ続けていることになるのか…などと計算してみた。