三重に発祥したラーメンチェーン店
三重県を中心に、愛知県や岐阜県にてチェーン展開するラーメン店「あじへい」。
その1号店は三重県度会郡玉城町にあったが、やがて移転してこの上地店となった。
あじへいの歴史
あじへいは、創業者である大西隆俊氏が1972年に三重県松阪市で7坪半の小さなラーメン店を開業したことをルーツとする。
その後、2号店を三重県度会郡玉城町にオープンさせ、店名を「あじへい」とした。これがあじへいの1号店だと言えるだろう。
1989年年、現在の運営会社であるダイムを創業(当時の社名は「新あじへい」)。
ダイムはあじへい以外にも様々な業態の外食店を三重県内に展開している。
あじへい上地店は、玉城町にあった1号店が移転してきたもので、実質1号店と言えるだろう。
また、ダイムの本社・工場・配送センターもこの至近距離である上地町にある。
2018年5月現在、あじへいは本社直轄店・FC店を合わせて、三重県を中心に18店舗で展開されている。
あじへい 上地店の店内は広く、まさに中華レストランといった趣だ。
ファミリー向けのボックス席も用意されている。
屋台を思わせるような装飾を見ると、やはりここはラーメン店なのである。
ラーメンだけでなく、様々なメニューが充実
あじへいのグランドメニュー。
ラーメンを中心に、中華料理のメニューが充実している。
定番である焼餃子もラインナップ。
これがメインメニュー、「あじへいラーメン」。
今回はこれをオーダーした。
メニューの裏に記されたあじへいのこだわり。ラーメンのスープは鶏ガラと豚骨のMIXに、魚介や野菜をブレンドした複雑なものだ。
オリジナルの箸袋もある。
ラーメンをオーダーすると、先にキムチが運ばれてくる。
こってりしたスープに豚肉と白菜がベストマッチ!
そして運ばれてきた「あじへいラーメン」!!
見た目は結構コッテリ気味で、味玉が標準でトッピングされている。
そして鮮やかなネギと、その下に豚肉、白菜がある。
何やらたくさんトッピングしたようだが、これが「あじへいラーメン」の標準だ。
これが690円なのだから凄い。
スープは背脂がたっぷりと浮いており、ややスパイシー。
豚骨というよりは、醤油のテイストが強い感じだ。
麺は中麺のストレートである。
ラーメンに肉を入れるのは、愛知の丸源ラーメンを想像させる。そして白菜が豊富なのは、奈良の彩華ラーメンを思わせる。
スープは少し、京都の魁力屋のような、京都ラーメンのテイストに近い。
東海地方の味と関西地方の味、これらのちょうど良いところを取り入れたようなラーメン。まさに三重県の地理的な位置と味のイメージが一致する。
三重の定番ラーメン店は、抜群に美味いスープと麺で、存在感があった!