三重のグルメ回転寿司チェーン
三重県を中心にチェーン展開する回転寿司「回転すしまんまん」。
その最古店は、津市にある河芸店だ。
伊勢湾近くを走る国道23号線と近鉄名古屋線沿いにある、回転すしまんまん 河芸店。
実は最初からすしまんまんという名前ではなく、この名前になったのは2018年のこと。
その経緯は後述する。
それでは入店してみよう。
2度の名称変更という数奇な運命を辿る店
回転すしまんまんは株式会社かっぱによって、三重県内を中心に運営されている回転寿司チェーンだ。
創業時の店名は「寿司かっぱ」で、有限会社かっぱにより運営されていた。
しかしながら大手回転寿司チェーンと重複することから、1度目の名称変更。
店名を「すしざんまい」に変更した。
そうして三重県内で長年親しまれていたが、東京の「つきじ喜代村 すしざんまい」が人気になるにつれ、お客様が混合するなど名称の重複問題が再び発生し、2018年に現在の「回転すしまんまん」へと変更されたという経緯を持つ。
すしまんまんは2021年7月現在、三重県内に6店舗で運営されている。
店内はファミレスのように明るく、そして飾り気の少ないシンプルな雰囲気だ。
すしまんまんのグランドメニュー。
かなり多くのラインナップが迫力だ。
価格は110円から1100円まで幅広い。
裏面はサイドメニュー。
うどん・そばの中に大阪名物かすうどんがあるのが興味深い。
本日のおすすめと、河芸亭オリジナルメニューが書かれた黒板もある。
オーダーはタッチパネルにて行う。
タッチパネルも使いやすく、分かりやすい。
すしまんまんの湯飲み。
紙ナプキンはすしまんまんのシグネチャーモデルだ。
まさにグルメ回転寿司!新鮮で迫力のあるネタの数々に舌鼓
「えんがわ炙り三種盛」
たっぷりの脂身が楽しめるえんがわが炙られ、ソフトな口当たりとなったものを、3種類の味付けで楽しめる三種盛りだ。
味付けは塩味・辛子おろし味・タレ味で、そのどれを取っても素晴らしいの一言。
一皿目に、いきなりノックアウトさせられる。
「まぐろの頭肉」
頭肉らしく少しスジがあるが、柔らかく、マグロの旨味をばっちりと楽しむことができる。
「穴子天巻」
穴子を天ぷらにしたものを、軍艦巻きの真ん中に挿して立てたスタイルが、インパクト大。
揚げたてサクサクの衣の下にあるフカフカの穴子だけで十分満足できそうなクオリティだが、それが軍艦巻きになっているのが楽しい。
「スルメイカソーメン握り」
ソーメン握りとはどんなものだろう?と思っていたが、その名の通り、するめいかをソーメンのように細い麺状にして、シャリの上に載せたもの。ひんやりと冷たい、夏向きのネタだ。
「サーモンレアチーズ」
サーモンに巻かれて軍艦になったシャリ、上にはたっぷりのレアチーズ、さらにイクラが乗り、快感神経がことごとく刺激される。
「うなぎ」
津と言えばうなぎ。やはり、津にある回転寿司のうなぎは一味違う。
食べるのが大変なほどの大きなうなぎに、少し味噌っぽいような、深みのあるタレがかかる。
さすが三重だと納得させられる逸品だ。
三重県内でのみローカルに展開する回転寿司チェーン「回転すしまんまん」。
決して派手なお店ではなく、実直に、そして真面目に寿司に向かい合ってきたような雰囲気は、寿司の味となって舌を楽しませてくれた。