センターリバー 1号店 浜線店 (ハングリータイガー 熊本店)

もう一つのハングリータイガー!?

熊本県を中心にチェーン展開するハンバーグの専門店「センターリバー」
その1号店は、熊本市中央区、浜線バイパス沿いにある「浜線店」だ。

熊本の浜線バイパス沿いにて独特な雰囲気を放つ、センターリバー 浜線店

「センターリバー」とだけ書かれたシンプルな看板。

ステーキ&ハンバーグ センターリバー と書かれた看板。
シェフ姿のマスコットキャラは、創業者がモデルだろうか?

このおじさんは、あちこちにいる。

1階と2階はそれぞれ別の店舗となっているが、現在は1階のみが営業中とのこと。

入り口にはこんな看板が。

1階:ハングリータイガー 2階:センターリバー

そして現在は1階のみが営業中…ということは、センターリバー浜線店はお休みで、ハングリータイガー熊本店に入るということだろうか? そもそも、ハングリータイガーとセンターリバーの関係は? 横浜のハングリータイガーと関係があるのか?

謎は尽きない…

ハングリータイガーのロゴとマスコットである虎のイラスト。

入り口のドアにはセンターリバーハングリータイガー、両方のロゴが貼られている。
一体、どっちだ!?

いや、やはりここはハングリータイガーなのではないか…!?

ということで入店してみよう。

熊本の老舗ハンバーグレストラン

センターリバーは、1980年に創業したハンバーグ専門店。
創業当時は、「ハングリータイガー」という店名であった。
その1号店は、まさにこのセンターリバー 浜線店だ。

1983年には有限会社ハングリー中川が設立され、法人化される。さらに1989年には株式会社化。
しかし、90年代半ばには「センターリバー」へと店名が変更される。
また、イタリア料理の「パンプ」といった新ジャンルの運営も行う。

横浜のハンバーグチェーン店であるハングリータイガーとは全く関係がなく、偶然にも同じ名前になったのだという。

創業以来、熊本県を中心としたチェーン展開を行うが、1998年に県外への初出店として福岡に出店。そして2007年には鹿児島へと初出店をした。

2022年6月現在、熊本・福岡・鹿児島へと10店舗で運営されている。

なお、「センターリバー」という名称は、創業者であり代表取締役である中川晶雄氏の「中川」から、「センターリバー」と名付けられている。

そしてここ、センターリバー浜線店は、2011年、それまで1階に入居していたイタリア料理「パンプ」をリニューアルし、新たに「ニューハングリータイガー」として再オープンした物だ。

センターリバー 浜線店は、現在はこの1階のフロアでのみ営業がなされている。
看板やホームページの店舗案内では1階はハングリータイガー 熊本店であり、2階がセンターリバー 浜線店という構成になっていることについて店員さんに質問した所、その2つは同じで、2階は現在使用しておらず、1階のフロアがセンターリバー 浜線店として営業しているとのことだ。

センターリバーのグランドメニュー。

ハンバーグとステーキの専門店であるセンターリバーの1ページ目は、ハンバーグの「オリジナルハンバーグ」と、ステーキの「ヤングステーキ」から始まる。

オリジナルハンバーグはビーフ100%だ。
また、和風、トマトチーズ、ネギ塩ダレと3つのバリエーションがある。

ステーキはヤングステーキ、牛ヒレステーキ、牛サーロインステーキの他、赤鶏香草焼きなどがラインナップしている。

センターリバーには、3つのオリジナルソースが用意されている。
それぞれ「ガーリックソース」「レフォールソース」「梅肉ソース」だ。

ハンバーグとステーキ以外にもエビフライやエビグラタンなどがラインナップしており、同時に楽しめるコンボメニューも充実している。

お得なランチタイムメニューはこのような構成だ。

150gのハンバーグランチが税込で968円となっている。

今回はプラス半分ハンバーグランチをオーダー!
通常の俵ハンバーグに、さらに半分の俵ハンバーグが追加される形式だ。

テーブルのには、肉やソースへのこだわり、そして食べ方を記載したシートが用意されている。
じっくり完読したいところた。

このシートにも、浜線店とハングリータイガー、両方の記載がある。

お手拭きはセンターリバーのシグネチャーモデルだ。

柔らかく、口の中でホロホロと砕けていく絶品ハンバーグ

まずは、ランチサラダ。

そして、ランチスープが運ばれてくる。

そしてついに…!

「プラス半分ハンバーグランチ」が運ばれてきた!

その名の通り、1個半の俵型ハンバーグがオンザプレートしている。

厚みがあり、なかなかボリューミーだ。

ガルニはポテト、もやし、コーンという構成となっている。

ハンバーグは中までしっかりと火が通っており、レアな部分はほとんど無い。
それでいてとても柔らかく、口の中でホロホロととろけていく。

上述の3種類のソース、それぞれを試していく。

「ガーリックソース」
その名の通り、青森県産のニンニクを使ったソース。シンプルな味付けだが、ニンニクが食欲に一気にターボをかけてくれる。

「レフォールソース」
このソースが面白かった。洋わさびのソースということでツーンとスパイシーなものを想像していたがそんなこともなく、ほんのりと甘みのあるような、玉ねぎの甘みのような味付けのもの。あまり他の店では味わったことのないタイプのものだ。

「梅肉ソース」
梅の酸っぱい味を楽しめる梅肉ソース。ハンバーグやステーキをたくさん食べて、脂身で胃が重くなってきたような時でも、梅肉ソースがリセットしてくれそうな気がする。

熊本のローカル・ハンバーグチェーン店「センターリバー」
1980年に創業してから今日まで、ずっと愛されてきた素朴な味だ。

その味は厳選された牛肉100%と、調理や衛生のこだわり、そしてオリジナルソースのキャラクターによるものだ。牛肉100%ハンバーグが人気の昨今において、熊本で歴史を刻み続けるセンターリバーは、その伝統の味を今に伝えていた。

センターリバー 1号店 浜線店の地図

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